2012年07月27日

NO.9 Original Wildlife of Australia 〜Caversham Wildlife Park〜

 インドネシアのバリ島とロンボク島にはさまれた「ロンボク海峡」は、最狭部の幅が約18kmと大変狭い海峡です。しかし、近隣海域の他の海峡より水深が深く、大型船にとっては北のフロレス海と南のインド洋をつなぐ主要な航路になっています。石油の9割近くを中東に依存する日本にとってもきわめて重要な海峡であることは言うまでもありません。
 
 閑話休題。オーストラリアには独自の進化を果たしたユニークな動物がたくさんいます。カンガルー(kangaroo)の赤ちゃんがお母さんのおなかの袋から顔を出すかわいらしい姿は良く知られています。同じように、コアラ(koala)やウォンバット(wombat)なども、おなかの袋で子どもを育てる有袋類(marsupial=pouched animal)なのです。カンガルーの類以外は早い時期に袋から出てしまうのであまり知られていませんが。

 それから、哺乳類なのに卵を産む「単孔類(=monotreme)」というのもこの地域独特の動物です。カモノハシ(platypus)が比較的有名ですが、全身を針のような硬い毛で覆われたハリモグラ(echidna)などは卵を孵化させておなかの袋で哺乳するという種類の単孔類です。あとはダチョウに似たエミュー(Emu)などの鳥類もオーストラリア固有のものです。
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 で、ロンボク海峡と何の関係があるか、ですか?何でインドネシアなのかって思いますよね。実は・・・

 生物地理学上、ロンボク海峡を境に以西を東洋区、以東をオーストラリア区と呼んでおり、有袋類や単孔類はオーストラリア区の固有とされているのです。有袋類の一部は小スンダ列島やパプアニューギニアなどにもすんでいます。ちなみに、この境界線は提唱者であるイギリスの博物学者ウォーレスさんの名前をとって「ウォーレス線」と名づけられています。

 再び閑話休題。というややこしい話は終わりにして、ここからは今日のミニ遠足「カヴァシャム・ワイルドライフ・パーク」のレポートを・・・。

 カンガルーにえさをやったり、
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 ウォンバットと写真を撮ったり、
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 コアラをなでたりと大はしゃぎです。なかなか触れませんからねぇ。
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 バスの中だって、ノリノリです。
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 しかし、楽しい中にも学びの仕組みが忍ばせてあるのがCELT流。生徒たちは授業の中で各自が探究主題にする動物を設定しており、目下、研究中なのです。だから、さっきまではしゃいでいても、自分の研究対象の前に来ると「the祥雲生」に早変わり。真剣なまなざしで色や大きさを確認したり、行動を観察したり、当園のガイド・Peterさんに質問したり。研修開始当初は頼りなかった研修生たち(失礼)が、頼もしくなったと実感する瞬間です。

 探究の成果については、次週金曜日に卒業検定としてプレゼンテーションをします。当然、英語で、です。さて、どうなりますか・・・。

 三度の閑話休題。男子サッカー・スペインVS日本戦の勝利、本当にすばらしい。外国にいると日本のそういう活躍が本当に誇らしく思えます。え?遠足とサッカーと何の関係があるか、ですか?ですよね。実は・・・

 このサッカー戦の結果は遠足の帰りがけに同じくCELTに短期研修に来ている韓国の男子高校生から教えてもらったのです。ますます???ですか?

 実は今日の遠足は“Whole School Excursion(学校全体の遠足)”で、世界各地からCELTに留学している学生たちが大型バス3台に分乗して出かけたのです。そのうちの一人であった彼は大阪や和歌山など関西を中心に何度も日本を訪れ、大の日本贔屓。私たちを見て喜びをわかち合おうと話しかけてきたのです。「本当にCongratulations!おめでとう。すごいね。Great.良かったね。」と日本語も英語もまぜこぜで話しかける彼に思わず「Thank you.カムサ・ハムニダ」。

 話しているうちに何だか良くわからなくなってきましたが、これがMulti-Culturalism(多文化主義)の国・オーストラリアの真髄、Multi-NationalなCELTに留学するよさなのです。このとき私たちの隣では、中国人がスペイン人に英語で話しかけていたり、台湾人と韓国人が写真を撮り合っていたり。世界の若者は国境を軽々と飛び越え、新しい価値観・世界観を築いているようです。

 明日は週末。生徒たちはhomestay familyと一日中一緒に過ごします。Have a lovely weekend, guys!! 日本の皆様も良い週末を。

N.Miyashita@Perth
posted by 三田祥雲館 at 21:44 | 兵庫 ☁ | Comment(3) | 海外研修

第3回三田市県立4校交流会

今日は第11期生徒会執行部(新生徒会)として初めての活動がありました。今年で3年目となる、三田市内の県立4校の交流会です。
ほとんどの学校が新生徒会となっていて、みんな緊張していました…もちろん、私たち祥雲生も。そんな中でも、それぞれが発言をしながら交流会は進んでいきました。
 
 
その後、三田駅前で東日本大震災支援のひとつとして募金活動も行いました。
暑い中、たくさんの方にご協力をいただきました。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
今後も様々な活動に取り組んでいきたいと思っています。
ご支援、ご協力をよろしくお願いします!!
 
 
 
posted by 三田祥雲館 at 19:18 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 生徒会より

自然科学への誘い 夏季集中研修(7月25日)

夏休みに入りましたが、7月25日(水)午後には『自然科学への誘い』の集中講義がありました。今日は京都大学の平田岳史教授が来てくださいました。

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テーマは「化学実験を用いた隕石の鑑定」でした。

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実験では本物の隕石を使いました。初めて見る隕石にみんな興味津々です。

ぴかぴか(新しい)今回行った鑑定手法は、以下のとおりです。ぴかぴか(新しい)
1 隕石の分解。隕石片を塩酸で分解させる。
2 試料から鉄を分離させる。
3 ジメチルグリオキシム法を用い、ニッケルを沈殿させる。
ニッケルがあれば、赤い沈殿ができるのですが、結果はどうでしょうか。

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全員赤い色に変化しましたるんるん
posted by 三田祥雲館 at 09:09 | 兵庫 ☁ | Comment(1) | スーパーサイエンスハイスクール