2012年08月06日

NO.16 未来への旅の記憶〜Memories of Journey for Future〜

【帰国のご報告にかえて】
 8月3日(金)曜日の夜半、私たち一行を乗せた機体がゆっくりと動き出しました。帰国の途に着く研修生の物憂げな雰囲気に、“Crew, please be seated for taking off.”と離陸のために乗務員に着席を指示する機長の事務的な声が対照的です。エンジンの出力が全開にされ、ランディングギア(車輪)のブレーキがリリースされると、機体は轟音を立てながらスピードを上げていきます。満席のせいか、離陸までに時間がかかり、研修生がパースに残した名残を惜しんでいるかのようです。

 それでもいつしかスッと機体が浮上し、パースの夜景が窓の外に流れて行きます。私はそれを眺めながらシートに深く身を沈め、2週間の日々を考えるともなく思い起こしていました。
                   
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 CELTでの英語学習の充実ぶりは、過日のブログでお伝えしたとおりです。いい教材やカリキュラム、いい先生方に、学ぶ気持ちに充満した研修生がいて相乗効果を生み、皆、ぐんぐん力を付けます。しかし、力がつけばつくほど、高みを目指せば目指すほど、英語力が伸びているのに自信を失うことがあるものです。そんな彼
らを温かく励まし、時に叱咤しながら成長を促してくれるCELTの先生方には頭が下がります。
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 最終日近くには、かなりのスピードで話が展開しても、「どう?」と先生から質問が来ると、的確に「私はこう思います」とか「こういう意味です」と答えが返ります。まさに「打てば響く」とはこのことで、こうなると俄然やる気になってしまうのは、万国共通の教師の性。テキストを超えて研修生に大切なことを教えてくれます。

 Anoma先生は、日本人が弱い発音を徹底的に鍛えようと必死です。発音しにくい単語やネイティブには聞き取りにくい日本人特有のなまりを、できるまで、懇切に教えてくれます。まるで、母親が(というには少し若すぎますが)子どもに口移しで言葉を教え込むように。
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 Anna先生は、ご自身のアフリカでのチャイルド・ケアのボランティアの経験を表現力豊かに語られます。英語が使えると、困っている人々に手を差し伸べることもできえる、そうするとあなたたちの人生がきっと豊かになるのよ、と語る先生に、研修センターの英語講師の枠をはるか大きく超えた教育者のまなざしを感じます。
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 そして最終講義が終了すると、卒業検定のプレゼンテーションです。2〜3人が一組になって進めますが、その質の高いこと。内容は言うに及ばず、限られた紙やペンを使ってフリップをつくり、動物の分布図や特徴を図示するチーム。一人が一方的にしゃべるだけでなく、英語での掛け合いを通して話題に引き込む手法を使うチーム。かと思えば、美しく聞きやすい発音で滑らかに話を運ぶチーム。この2週間のAnna先生とAnoma先生の教えに報いるように上質の発表が続くのです。
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 さらに祥雲生の真骨頂は、英語による質疑応答。もじもじ・・・かと思っていたら何のその。“What does the emu have a long neck for?(エミューの首はなぜ長いのですか。)”発表を良く聞かなければ質問はできませんし、英語で質問しようと思ったらなおさら力が必要です。 しかもGood question。英語でGood questionは単に「良い質問」というだけでなく、的を射た鋭く答えにくい質問という含意があります。

 エミューの首が長い理由はさすがに答えられないだろうなと思っていると・・・“I don’t know. But I think the emu has long legs and it has a long neck to reach the ground. The emu eats grass on the ground.(良く知りません。が、エミューは足が長いので、地面まで届くように首が長いのだと思います。エミューは地上の草を食べるからです。)”その答えを聞いたAnna先生も、“It’s a very logical answer. You’ve got logic here.(とても筋の通った答えです。論理的な思考力まで身に付きましたね”と驚きを隠せません。私も隣で“Oh”と唸るばかりです。この質疑応答を英語でするのですから、大したものです。

 そして、全員無事に卒業検定をパスし、修了証交付式です。Anna先生、Anoma先生の立会いのもと、Matt先生から直接、修了証と記念の本が手渡されます。「がんばってね。」「未来は明るいよ。」「あなたの授業中の活躍は本当にすばらしかった。」など、研修生一人ひとりにメッセージを伝えてくださる先生たちには、本当に頭が下がります。ここまで個々にまなざしを注いでいたのかと・・・。
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 修了式後、Farewell PartyがCELTから通りをはさんだお向かいのTrinity Collegeで行われました。「キャー、おすしがある、海苔巻きもある。」「おー、しょうゆがある。」「からあげだー。」久しぶりに見る大量の日本食にテンションは最高潮。あと数時間で帰国するんだけどなぁ。そんな風に考えていると、「帰ったら、ご飯何かな?」「カレーが食べたいなぁ。」と、久しぶりの和食から、お母さんの味、家庭の味に話が膨らみ、なんだかしみじみとしている研修生もちらほら。親元を離れて、いろんなことを考えて、やっぱり自分が育った家族が一番だということをあらためて考えてくれたのかな。
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 最後に、Anna先生、Anoma先生からご挨拶。「本当に楽しい2週間でした。パースを、オーストラリアを、好きになってくれましたか?またきっと戻ってきてくださいね。そして、この2週間は皆さんにとって、人生を変えるような経験かもしれません。夢を忘れず、前を向いて、がんばってね。See ya!!」CELTの先生方はいつも、語学以上の大切なことを伝えてくださいます。両先生、いつか研修生が活躍する姿をお知らせします。楽しみにしていてください。
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 夜8時半、homestay familyの車で研修生たちがCELTに集合します。たった2週間とはいえ、家族になったhomestay familyと研修生たちの離れがたい思いは察して余りあります。車の前で長時間抱き合いながら、「もう、いやや、帰りたくない。」と泣き出す研修生たちに、「また必ずPerthに来てね、来たらうちに泊まるのよ。」多くのご家族の皆さんが涙ながらに声をかけてくださいます。そしてそばにいる私に「本当に素敵な生徒さんでしたよ。」、「去年もいた先生ですよね、ぜひまた来年、素敵な生徒さんを連れてきてくださいね。」、「日本はすばらしい若者を育てる力があるのですね。」などと思いを伝えてくださるhomestay familyの皆さん。実は、祥雲生なら大歓迎と、連年受け入れていただいているご家庭が多いのです。ありがたいお気持ちに、精一杯の感謝を伝えて、バスに乗り込み、空港に向けて発車しました。帰りたい、でももう少し・・・引率者も含めて、そんな思いを胸に抱きながら・・・。
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 若くしなやかな研修生たちの成長に、頼もしく思ったり、驚いたり、教員として刺激に満ちた2週間でした。研修開始後数日経ったある日、「早く積極的に取り組んでほしいんだけど」と謙遜気味に言う私に、CELTの先生の一人が、「若者の成長にはチャンスと時間が必要です。」と語られていたことが今も強く心に残っています。そして、研修生一人ひとりがその言葉の正しさを証明してくれました。この姿を見るたびに、海外研修を始めてよかった、そして、若い彼らの未来への旅に同行できることは実に幸せなことだと強く思うのです。

 年齢を重ねた私ですら、パースでの日々に多くの刺激を受けました。教員としても、一人の人間としても。それが思春期にある研修生のこと、彼らがこの2週間で感じ、考えたことは私たちの想像をはるかに超えているに違いありません。彼らがこれから、何を語り、何をするのか、どのように人生を切り開くのか、楽しみで仕方ありません。
                     
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 こんなことを考えているうちに、もう夜中の2時過ぎです。私の疲労も限界です。無機質なエンジン音の中、私は深い眠りに落ちました。研修生の前途を夢見ながら・・・。


 研修地Perthにて、その日にあった出来事を旅の連れずれにつづった当シリーズも、最終号となりました。引率者の一日ごとのつぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました。結果として日本の皆様への日々の活動報告となっておりましたら幸甚です。また、引率者は、研修生諸君がこれを読み、自分自身の研修を振り返るよすがになればと、淡い期待を抱きながら書いたのも事実です。「先生はそういうけど、私は違った思いを抱いた。」「あ、あの活動はそういう意味があったのか。」どんな感想でもいい。それが未来への旅の道標となれば・・・。


 最後になりましたが、この海外研修にご助力賜りました皆様に厚くお礼申しあげます。
 研修を主催いただいている本校国際交流協会の皆様。平素より本校の国際教育全般にわたりご指導・ご協力をいただいている西オーストラリア州政府代表部神戸事務所長 平田典子様。現地研修全体の計画立案から実施までをご担当いただいているCELTの所長Bianca先生と特別プログラム担当課長のMatt先生。直接授業をご担当いただいたパワフルで明るいAnna先生、物静かで知的なAnoma先生。CELTでの生活上の課題にきめ細かくご対応いただいたLai先生。わが子のように愛情をもって接してくださったHomestay Familyのみなさま。皆様のお蔭をもちまして大変充実した研修となりました。本当にありがとうございました。

 そして何より、自分の殻を一枚破ろうと本研修に参加した生徒たちの背中を強く押し、快く送り出してくださった保護者の皆様、ご家族の皆様。心より感謝いたします。

 それではまたいつか・・・。See ya!!

N.Miyashita@Sanda Shounkan S.H.S.
posted by 三田祥雲館 at 22:15 | 兵庫 ☀ | Comment(2) | 海外研修

男子サッカー部日誌(7月25日)

祥雲男子サッカー部の部員22名とマネージャー3名は、淡路カップに参加するため、2泊3日の淡路遠征に行ってきました!(^o^)


7月25日 淡路カップ1日目

1試合目
祥雲館VS神戸鈴蘭台 午前10時30分キックオフ

淡路カップ1戦目!この試合に勝ってチームを勢いづけるため全員気合い十分で挑みます!

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前半が始まり、パスをうまく回しゴールを狙います。そして前半15分3年生WK先輩のシュートで先制点を奪います(*^^*)
その後も前半26分に3年生WK先輩のアシストで3年生SY先輩のシュートが決まり、2ー0で前半終了。

後半も積極的にシュートを打っていきます!
そして後半8分2年生IK先輩のアシストで2年生YA先輩のシュートが決まります。
その後も、後半16分には2年生MS先輩のアシストで2年生YA先輩がシュート、後半19分には1年生KR君がシュートを決めますが、後半18分に相手に点をとられてしまい3ー1で後半終了。

結果5ー1で勝つことができました・

2試合目
祥雲館VS市立尼崎 午後1時キックオフ

前半が始まり、祥雲はあまり自分たちのペースで試合を進めることが出来ません。
そして前半5分相手にPKを与えてしまい先制点を奪われてしまいます。なんとか立て直したいところですが、前半14分にもシュートを決められ、0ー2で前半終了。

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後半は祥雲も攻めていきましたが、なかなかシュートが決まらず、両者無失点のまま試合終了。

結果0ー2で負けてしまいました・


手(チョキ)☆本日のMVP☆手(チョキ)
3年生WK先輩 先制点を決めてくれましたるんるん
2年生YA先輩 チームを勢いづけるシュートを決めてくれましたるんるん
posted by 三田祥雲館 at 09:09 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 男子サッカー部日誌

男子サッカー部日誌(7月24日)

7月24日 丹有地区リーグ
祥雲館vs有馬
午後2時30分キックオフ

この日も、蒸し暑いなかでの試合となりました。

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前半が始まると、17分に3年NS先輩がゴールエリア右側からシュート!
その後、前半26分には、2年TK先輩がゴールエリア中央からシュート!
そして、前半35分に、またしても2年TK先輩がゴールエリア左側からシュートを決め、3ー0で前半終了です!

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後半は、開始5分で2年TK先輩がゴールエリア右側からシュートを決めます!
そして、後半10分には、3年WK先輩がペナルティエリア左側からシュート!
後半12分には、3年FY先輩がゴールエリア右側からシュート!
後半19分には、またしても3年FY先輩がゴールエリア中央からシュートを決め、4ー0で後半終了です!

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結果、7ー0で勝利しました!

手(チョキ)☆本日のMVP☆手(チョキ)

3年 WK先輩
タッチ数がとても多く、積極的にプレーをしていましたるんるん
2年 TK先輩
シュートをたくさん決めて、チームの勝利に貢献してくれましたるんるん
posted by 三田祥雲館 at 09:03 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 男子サッカー部日誌

2012年08月04日

速報 17:30頃 到着です

西オーストラリア 海外研修
17:30頃 到着予定と連絡がありました。16:40
posted by 三田祥雲館 at 16:48 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 海外研修

NO.15 We'll be back soon!

Good morning, everybody.

We just arrived at Hong Kong International Airport approximately 15 minutes ahead to the schedule. We are all fine and preparing to jump back into hot, hot Japan.

We will be leaving for Kansai International Airport(KIX) on time. I'll let you informed when we arrive there. The scheduled Arrival time at KiX is 14:50 (in Japan Time). I hope the final flight is confortable.

Anyway, we are coming back and looking forward to seeing you soon. See ya!!

N.Miyashita@Hong Kong

It's been cloudy and foggy in Hong Kong this morning.
posted by 三田祥雲館 at 09:53 | 兵庫 ☀ | Comment(2) | 海外研修

2012年08月02日

NO.14 君は現代の新渡戸稲造になれるか−Who is a next Bridge between Japan and Australia?

「9:45-10-45 11:00-12:30 (lunch break 12:30-13-30)  13:30-15:30」

 CELTの授業はこの時間帯で行われます。え?一度に1時間半も2時間も?ですよね。でも、この時間内にアクティビティあり、会話練習あり、リーディングあり、ビデオ視聴ありとバラエティに富んだレッスンが展開しますから、飽きることはありません。「授業、長くてつかれるでしょ」と問う引率者に、「楽しいですよ」と応える研修生。生徒にそんなことを言わせられるようになりたいものだ・・・おっと、独り言がもれました。失礼。

 ところが今日は、午前中の授業が10:30で終わりました。Staff RoomにもどってきたAnna先生が“This afternoon will be wonderful for students.(今日の午後は楽しいわよ。)”。“Sure. It’ll be fantastic and fruitful.(だよね。すばらしい経験ができると思うよ)”と引率者が応えます。これからバスで地元のWilleton Senior High Schoolを訪問し、日本語を学ぶ生徒たちと交流するのです。

 バスで南に30分ほど。到着したWilleton S.H.Sは学習面でもスポーツでも数々の輝かしい成果を挙げる地元公立高校の雄。生徒の皆さんの落ち着いた様子からもすばらしい学校であることが一目でわかります。この広大な敷地に1800名の生徒が自分たちの興味関心や進路にあわせ、さまざまなコースに分かれて学んでいます。ちなみに、WAのS.H.S.ではYear8(日本の中2相当)からYear12(同高3相当)が在籍します。
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電光掲示板つきの校名版                    広々とした校地

 最初に歓迎式典として、Chris Booth校長先生にご挨拶をいただいたり、英語科のAnnie Girard先生からW.S.H.S.の概要や生徒の様子をお話いただいたりしました。先生方が生徒や学校に愛着と誇りを持って教育活動に尽力されていることが良くわかります。こんな学校で学ぶ生徒さんたちはどんな感じなのだろう・・・引率者も教員として、俄然興味がわいてきました。
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校長先生のご挨拶                        Annie先生の講話 

 ということで早速、授業に。昼食の前に1時間・後に1時間、10年生(高1相当)日本語の授業に参加し、一緒に学びます。昼食前のクラスでは、グループに分かれて自己紹介をしたり、質問シートにしたがって会話を展開したりします。「朝は何時に起きますか。」「朝ごはんは何を食べますか。」「学校にはどうやって行きますか。」というきわめて初歩的な会話から始めますが、答えの中身となると、些細なことでもその相違が互いの興味を引くようです。「え?朝にそんなに食べるの?」とは日本の豊かな食生活へのオーストラリアの生徒たちの素朴な驚き。何気ないやり取りから、互いの生活習慣の違いを話し合える仕掛けが作ってあります。
 
 この授業の担当者のNathan Harvey先生、実は昨年、WAの最優秀日本語教員として表彰された大変優れた先生です。「おめでとうございます」と申し上げると、「いやいや、すいません」といいながら顔の前で手を振り、何度も頭を下げるNathan先生。日本語が流暢になると、動きまで日本人のようになるから不思議です。P1000890.JPG  P1000907.JPG

 昼ご飯を食べて、少し慣れてきた2時間目。お約束の自己紹介の後は、漢字の読みと熟語の意味の学習です。前で先生が掲げるカードの漢字を見ながら、日豪共同でグループで正解を答え、グループ対抗ゲームさながらに授業が進みます。「とも(友)、たち(達)、あわせて、ともだち(友達)」「とも(友)、ひと(人)、あわせて、ゆうじん(友人)」。3種類の文字を持ち、訓読み、音読みの無数の組み合わせがある日本語の複雑さに、あらためて驚いてしまいました。
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 引率者も前でカードを出しながら説明する教師役に抜擢(!?)されてしまいました。今日までの教員生活の中で、日本語とはいえ言語を教えるのは初めてです。まさかこんなところに、こんなフレッシュな経験が待っているとは・・・。「上(うえ)」「下(した)」などのカードを掲げ、「合わせて何と読みますか?」“Right, じょうげ、ですね”。若者の熱気と授業担当のRobbie Poole先生の勢いに押されながら、1ヶ月ぶりの授業です。新米みたいに、変に緊張してしまいました(汗)。
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 次は「Cool English」と「かっこいい日本語」を教えあうという課題。Robbie先生はなかなかのアイデアマンのようです。当初は恥ずかしがってなかなか話を切り出さない両生徒。「What’s up?っていうより、Wass’p?のほうがかっこいいよ。で、I’m fine thank you.なんて答えないで、Cool.のほうが今風。」とW.S.H.S.生。「ハンサムのことをイケメンて言うんだ」と祥雲生が返します。うんうん、その調子。

 さて、他のグループは、と思って見回っていると・・・。“Do you know ‘Stalker’?”「え?あ、日本語でもストーカーって言うけど、一緒?」“A person who follows someone・・・(誰かの後を追いかけていくひとのことだよ。)”「あ、一緒、一緒。」

 ストーカーって、Cool Englishか?日本語でも決していい意味ではないし・・・。

 「『めっちゃ』はやばい。『ほんまにめっちゃすごい』とかいうし。やばいも、やばいくらい使う」
「Meccha?」

 「めっちゃ」はただの関西弁でしょう。「やばい」もかっこいい日本語か?でも、そんなことはお構いなしに日豪共に満足そうに会話が進みます。「『ヘン顔』means a funny face.」と説明し、日豪そろってヘン顔をする生徒たちには、引率者も思わす爆笑してしまいました。そして、祥雲生は英語を、W.S.H.S生は日本語を使ってコミュニケーションするように、というはじめの指示もあらばこそ、両言語入り乱れ、笑いの絶えない交流が展開されます。
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ヘン顔のフォト・ジェニックたち

 Ninja(忍者)とかIchiban(一番)とかがCool Japaneseと思われていた時代は遠い昔になりにけり。ふだんはClassroom Language(教室内だけで使われる学習言語)となっている互いの言葉。しかし、若者同士は英語・日本語を超えた「現代語」での心の通わせあい、時間を忘れて盛り上がっています。その姿を見て、何やら不思議な感覚にとらわれながら、ほんの少しだけ若さへの羨望の念も抱いてしまいました。

 最後には写真を撮ったり、メアドの交換をしたりして尽きない名残を残しつつ、当校を後にしました。新渡戸稲造が日米の架け橋になるといって太平洋を東西につなぐ努力をしました。しぐさもどことなくAUSSIEっぽくなった研修生の中から、太平洋の南北の架け橋として日豪関係の要になる人材が育ってほしいな、と大きな夢を抱き、高揚感を抑えながらバスに揺られた引率者でありました。
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 さて、西オーストラリア州での海外研修もいよいよあと1日となりました。明日はCELTでの卒業検定・プレゼンテーションの後、修了式、Farewell Partyが予定されています。その後、homestay familyにさよならを言って、夜にこちらを出発、土曜日の午後には関西国際空港に到着します。送迎バス利用組みは夕刻、学校に帰着する予定です。プレゼンが上手にでき、Matt先生から修了が認定されれば全員を連れて変える予定ですが、万が一の場合はご了承・・・くださいますか?

 ところで、ブログ「2012海外研修」としてNO.4からNO.14までを現地よりご報告してまいりましたが、Perthからのアップロードは今号をもって一区切りとなります。まだまだお届けしたいのですが、明日の朝宿舎をチェックアウトすると、引率者はネットのつながらない環境におかれてしまうのです。(ちなみに、ネットがつながらないだけでなく、夜8時過ぎまで居るところがないNomadicです。)おそらく、次にブログで行動報告できるのはHong Kong国際空港ではないかと思います(が、確約はできません)。悪しからずご了解下さい。

 毎日書き終えるたびに「下手の長糸、上手の小糸」の言葉が脳裏を横切ります。長々と言葉を羅列したわりにわかりづらく、何を言いたいのか伝わらない文章を反省するばかりです。だらだらと書く、私の悪い癖です。それでも引率者にとっては一日を振り返り、研修生たちの成長や研修の意義を振り返る大切な時間でありました。同時に、親御様のお気持ちがこめられたコメントは、大変示唆に富む内容で、私自身が励まされておりました。もちろん、親御様以外の皆さんにご愛読いただいていたことも承知しています。ここまでお読み下さった皆様、コメントをいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 なお、帰国後、最終日のご報告と研修全体の総括をアップする予定にしています。引き続きお付き合いいただけましたら幸甚です。

N.Miyashita@Perth
posted by 三田祥雲館 at 21:41 | 兵庫 ☀ | Comment(14) | 海外研修

2年次探究基礎「環境と人間」講座ビオトープ班の活動報告

2年次探究基礎「環境と人間」講座ビオトープ班の活動報告です。

祥雲館に「メダカの学校」を作りたい! 「環境と人間」講座ビオトープ班の生徒たち5人は長い間手入れされずに放置されてきた本校里山駐車場の隅にあるビオトープ整備に取り組み始めました。
これまで、キリンビアパークのビオトープを見学してお話を伺ったり、人と自然の博物館の田中哲夫先生にご指導をいただいたりして勉強してきたことを踏まえて実際の整備作業に着手しました。

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  刈り取る前のビオトープ

(1) 7月25日(水) 
  1回目の刈り取り作業中!
20120802_03.JPGこれまでの学習から、今回ビオトープ一面に茂っている蒲(がま)を除去する活動を行いました。根から抜いてしまうと底の粘土層に穴が開いて水が地面に染み込み、水位が下がる恐れがあるとご指摘いただいたので、根元に近いところからハサミで刈り取ることにしました。園芸実習の授業で使う、長い柄付きの剪定バサミをお借りして手作業で少しずつ刈り取っていきます。5人揃える時間の都合で日中の作業になったため、気温も湿度も非常に高い中で行いました。底には思った以上に泥土が溜まっており、長靴がとられて思うように作業が進みません。おまけにトノサマガエルが大量に出現し、カエルが苦手なHさんは顔が引きつり気味。さらには刈り取った蒲を退けると筆者の目の前を泳ぐ体長1m以上あるヘビ!! メダカ以外にもたくさんの生き物が生息しているんですね。(正直焦りました!)

 こうしてみんな汗だくになり1時間半以上作業した結果、全体の6割強ほど刈り取ることができました。暑さで意識が朦朧(もうろう)としていた6人でしたが、作業後の冷たいスポーツドリンクでようやく生き返りました。

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 蒲の旺盛な生命力 

(2)7月31日(月)

蒲刈り取り作業第2弾を実施しました。先週刈り取った2日後にはもう切り口から新たな芽が伸びてきており、蒲の恐るべき生命力を目の当たりにしたからです。

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  2回目の作業中!

好天続きで水が減っているため、前回刈り取れなかった範囲も作業ができました。今回は「蒲を刈り取ると蒸散による水の減少を抑えられるか?」という実験も併せて行ったため、化学実験室でメスシリンダーに計量した水と蒲の葉を入れたりしなければならず、思いのほか時間がかかってしまいました。途中、生徒の一人が転んで池にハマッてしまうというアクシデントがありましたが、それにもめげず今回も1時間半以上刈り取りました。2回とも過酷な作業だったにもかかわらず、長時間にわたって積極的に作業する生徒たちの取り組み姿勢に感心させられました。しかも驚くべきことに、班員のうち新生徒会で役員を務める生徒たちはこの作業のあと、夜から「祥雲文化セミナー」の運営スタッフとしてさらに活躍したようです。彼女たちの意欲と行動力には本当に脱帽です。

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ビフォー                           アフター(こんなに刈り取りました)
posted by 三田祥雲館 at 10:09 | 兵庫 ☀ | Comment(1) | 祥雲の舎窓〜探究学習

2012年08月01日

NO.13 WAという州、UWAという大学。

 このブログ、記事に困ると歴史や地理、経済の話になりがちだ、というのは皆さんもうすうすお気づきのことと思います。その通りです。で今日は、遅ればせながら研究生が学ぶWAとUWAのお話を・・・。

 1901年、オーストラリアはイギリスから独立しました。日本ではこの年に北九州で八幡製鉄所が操業を始められ、重工業を基礎に富国強兵策が本格的になりました。その後、1931年にイギリス連邦(The British Commonwealth)が結成されると、1942年にウェストミンスター憲章を採択、英国王に忠誠を誓う形でそれに加盟しました。国旗の左上にユニオンジャック(英国旗)が染め抜かれているのはご存知のとおりです。

 その広大なオーストラリアの西側1/3を占めるのがWAと略記される西オーストラリア州です。面積は日本の8倍にも上りますが、人口は200万人強で、そのほとんどが州都パースとその近郊に住んでいます。というよりも、内陸は乾燥が強いなど、居住が難しい環境にあるというのが本当のところでしょう。
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 パース郊外にも荒涼とした大地               引率者の知り合いの農場

 WAといえば豊富な天然(鉱産)資源で知られています。日本が年間に消費する鉄鉱石の6割近くが西豪州から輸入されるのを始め、天然ガス(LNG)やレアメタル、レアアースなど、掘って出ないものはないのではないかと思うほど資源に恵まれ、世界各国に輸出しています。そのほかにも飼料などが多く日本に輸出されています。

 そういうわけで各国からの投資も相次ぎ、WAは今、経済ブームに沸き立っています。いたるところで大規模な建設工事が行われています。今年になって日系銀行もパース支店を出店しました。バブル、という人がいますが資源の産出に裏付けられた好景気をバブルと呼んでいいのか、議論の分かれるところです。それにしては対円の為替レートの変動が大きく見えますが、これはたぶん通貨規模の問題に起因するところが大きく、こちらの経済はいたって高め安定だと思われます。
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 パース駅前の再開発工事 去年ここにあった、親切なおじさんのいる案内所はどこに行った?

 さて続いて、研修生が学習するUWAのお話。UWAの正式名称はThe University of Western Australia(西オーストラリア州立大学/西オーストラリア大学)で、1911年に創設された州内で最も歴史のある大学です。本大学は、オーストラリア国内のトップユニバーシティで構成されるGroup of 8(オーストラリア8大学)のメンバーにもなっています。また、大学のエンブレムに“Achieve International Excellence”とある通り、研究成果の面でも世界レベルです。あの胃潰瘍の原因菌と特定されたヘリコバクター・ピロリ菌を発見してノーベル賞を受賞したバリー・マーシャル博士もUWAの研究者です。
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キャンパスのシンボル・時計塔からC.B.D.を望む 

 近年、オーストラリアとニュージーランドの政府が共同して誘致に尽力しているSKA(Square Kilometer Ally;1km四方に展開される電波天体望遠鏡群)の本体がWAの砂漠地帯への設置計画が上がっています。その関係でUWAが研究拠点大学のひとつになっているのです。カーティン大学など州内の他大学と共同で研究しており、UWAは特に画像や数値を解析するcomputer分野を担当しているようです。天文教育に力を入れる本校としても大変興味深い活動をしています。

 そういえば今日、キャンパス近くを歩いてたら、地元の学生に道を聞かれました。いつもと違う建物で授業があり、あわてているようです。ちなみに引率者は、どこの国に行っても、現地語で道を尋ねられることが多くて戸惑います。研修旅行中も、これが初めてではありません。(香港空港では中国語で何か尋ねられ、パースの街中でも何度か・・・。実は関空でも日本語で・・・。)
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 CELTの入り口ゲート                     CELTのあるNEDLAND CANPUSのCAFE

 彼は工学部(Engineering)の1年生でこのあたりには不慣れだということですが、UWAの学生にUWAの道案内をするとは。でも興味が出てきました。聞いてみよ。“What are you going to major?(専攻はどうするの?)”“May be ‘Mining’.(たぶん、鉱産資源工学を。)”“Is it popular here?(人気なの?)”“Yeah, I think so.(はぁ、だと思います。)”

 聞くと彼は、WAの出身とか。何気ないやり取りから、自分の得意分野を自分の暮らすWAのために生かすことで、逆に、WAの恵まれた環境を自分のために生かす、という彼の意思が見え隠れ。キャリア教育や進路指導も担当する引率者としては、短い会話に刺激を受けずにはいられませんでした。兵庫県のため、日本のために世界に伍してやっていける人材になってほしいと強く願っています。

 さて、海外研修もあと2日を残すのみとなりました。教室を覗くと、先日お知らせしたオーストラリア固有の動物についてのプレゼンテーションの準備の真っ最中でした。年次を超えて担当の先生が指定したペアでひとつの動物について調べ、辞書を片手にプレゼン内容を英語で作成していきます。
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 わからなければ先生にチェックを受けながら、より良い原稿を書き上げようと必死です。先生も、語句や語法、統語や文法の訂正だけでなく、内容にも言及していきます。2週間の付き合いで気心も知れて信頼関係が生まれ、先生の指導におのずと熱がこもります。そしてそれに応えるように楽しみながらも懸命に課題に取り組む研修生たち。国境を越えても、人間同士のつながりこそが人間を成長させるのだと実感する瞬間です。さて、金曜日のプレゼンを楽しみにして・・・。
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 この距離で英作文の直接指導・・・恵まれています。

【研修生のメッセージ・最終版】
○バスの乗り方をマスターしました。(K.O.)
○I’m enjoying myself every day. Australian people are very kind to me. I want to study more about different culture.(S.A.)
○違う国の文化を学べたし、本当に楽しい!!(K.S.)
○G’day! I’m in Australiaなう。My host family’s cat is very cute. And my Chinese friends are very interesting. また8/4に〜 See ya!!(M.K.)
○I’m having a good time! 世界観・価値観の違いが凄いある。
○英語で満ちあふれた生活も、何とか慣れ楽しくなってきました。西オーストラリアは寒いですが、人々は暖かい良い場所です。残りの研修も思い切り楽しみます。(S.S.)

「文化の違いに触れることは楽しいし、それを楽しめる人になってほしい。バスの乗り方だって価値観や世界観だって、違いは面白い。違っていることを『いやっ』と思う前に『へぇ』と思えるかどうか。同じhomestayの中国人の留学生と親交を深める。それもいいことだ。世界ってこんなに凄いんだ、と知ることが世界に伍してやっていく第一歩だ。そしていつでも、あなたが心を開く限り、違いを越えて人は暖かい。」

N.Miyashita@Perth
posted by 三田祥雲館 at 21:41 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 海外研修

さんだ子ども科学教室(天文部)

7月28日にさんだ子ども科学教室で天文部は小学生とペットボトルロケットを飛ばしました。

まず、三田ふるさと学習館でペットボトルロケットを作りました。
文化祭でロケットの発射はやりましたが、作り方を教えるのは初めてだったので子供の手伝いをしていたら少し失敗してしまいました…
子供たちの方が上手く作ってたかもしれません(笑)
約1時間かけてロケットが完成し
三田小学校に移動して打ち上げました。
発射台の調子が悪かったのか、なかなか上手く飛ばせなかったり
暴発してドロドロになったり、びしょびしょになったり…
色々ありましたが
子供たちも楽しんでくれていたと思います。

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ペットボトルロケット工作中

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うまくできてうれしそうな子供たち
posted by 三田祥雲館 at 13:30 | 兵庫 | Comment(0) | スーパーサイエンスハイスクール

サマーフェスタ天文部

7月28日午後、フラワータウンの多世代交流センター「ふらっと」でサマーフェスティバルがあり、そこで天文部はプラネタリウムを上映しました!!
沢山の方に来ていただき楽しんでもらえたと思います(*^^*)
とくに小さな子供や小学生が多く、「七月のお祭りはなんでしょう??」などと聞くと元気よく「七夕!」と答えてくれました。
最初はこちらも少し緊張していたのですが、みんなの元気な声のおかげで楽しんで解説を進めることができました。
とても良い経験ができて嬉しかったです(^^)

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プラネタリウムの前に学校紹介もしました

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プラネタリウムを使って夏の星座を解説
posted by 三田祥雲館 at 13:23 | 兵庫 | Comment(0) | スーパーサイエンスハイスクール