2012年12月11日

小惑星トータチス接近中!

みなさんは今、(4179)トータチス(Toutatisu)という小惑星が地球に接近しているのを知っていますか?12月12日(水)日本時間午後3時40分に再接近し、地球との距離は695万kmです。これは月と地球の距離の18倍に匹敵しますが、地球は太陽の周りを秒速30kmで回っていますので2日半程の差でニアミスをしたことになります。
トータチスは20年ほど前に発見されましたが、その直後に地球に衝突するのでは?と騒がれた小惑星です。アポロ群という地球に近づく軌道を持った小惑星のグループに属し、4年ごとに地球に接近しており、その形がレーダー観測で求められています。大きさは4.5×2.4×1.9 kmのピーナッツのような形をしていますが、この大きさの小惑星が地球に衝突したら気候の大変動が起こることになります。

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12月6日(木)天文部ではトータチスを20cm反射望遠鏡に取り付けた冷却CCDカメラで撮影しました。画面右側で糸を引くように細長く写っているのが移動するトータチスです。この写真は午後7時から5分間撮影した写真ですので、5分で移動した様子が撮影されています。この写真の横幅は満月がスッポリ入るくらいのサイズですので、随分と早く移動しているのがわかります。ちなみにこの日のトータチスと地球との距離は925万キロで明るさは11等でした。これから水曜日の再接近に向け、地球との距離がどんどん縮まりますのでますます、夜空での移動が速くなっていきます。
最接近に向け、トータチスの姿を追い続けたいと思います。
posted by 三田祥雲館 at 08:11 | 兵庫 ⛄ | Comment(0) | スーパーサイエンスハイスクール