今日も今日とて、いろんなことがありました。文化・語学研修はパースの進学校Willeton High Schoolで日本語選択生たちと交流したし、SSH科学研修は「パース天文台」で見学・実習を行いました。
書きたいことはたくさんありますが、明日においといて・・・今日は研修開始からちょうど一週間ということで、感想を交えて研修生の今をお送りします。(何だよ、それを早くやってくれよ、引率者の長い拙文など読みたくないんだよ・・・という声が聞こえてきそうですが、気を取り直して・・・。)
毎日の登校はお弁当持ち。Homestay Familyお手製だったり、準備された材料を自分たちでサンドイッチにして持ってきたり。みんな、愛情たっぷりのお弁当で、英語研修で疲れた頭と体に効果てきめんです。



お弁当にりんごが一個丸々入っていたり、ポテトチップスが袋ごと添えられていたり。日本の感覚からは???のことも多いようですが、若いみんながおなかをすかさないよう、気遣いが感じられます。

中には「にんじんが好き」といったら次の日のお弁当に二つに割った生のにんじんがゴロリと入っていた研修生も。家に帰って、「ごめん、生のは食べられなかった」と素直に言って、理解を深め合う研修生もいたようです。率直に言う、異文化と関わるときにはとても大事なことです。(ちなみに、お弁当はLunch Breakに全部食べなくてはいけないわけではなく、午前中のTea Break(10:30前後の休み時間)などに気の向くまま、ちょっとずつ食べるのもAussie Style.)

研修生のListeningの力が向上してくると、話すスピードを意図的に上げて、次の課題を設定するベテランHomestay Familyもいます。そういう環境の中で英語力の向上を実感したり、あと一週間、絶対がんばるぞと意気込む研修生の姿も見られます。




放課後、ビーチ沿いに立つHomestay Familyの家に遊びに行って、エンジョイする研修生たち。自分のHomestayから遠くても、電車やバスを巧みに使い、行ったり着たりできるようになりました。しかも、「大丈夫?帰れる?」と心配する私に、「わからなかったら聞けばいいから、大丈夫ですよ」とは頼もしい。研修生の成長を実感する引率者なのでした。(そして、この急成長を目の前で見ることができる、これこそが引率者のmotivation(やる気)の源泉です。本当にうれしくなります。)

では、研修生の声の一部を・・・(今日は日程の関係でSSH科学研修生のみが感想を書きました。文化・語学研修生の感想は明日以降に。悪しからずご了承ください。)
K.A.
It is difficult for me to study science in English. But I begin to understand English better.
ボーキサイトの鉱山や天文台など、自分が行ったことのなかった場所に行けて、自分の知らないことが多いことに気付けた。そして貴重な体験ができたと思う。
自宅以外の家で寝るのは大変だと思っていたけど、今回は疲れているのですぐ寝ることができた。
T.Y.
予想していたよりもずっと面白く、深い内容で驚きと喜びでいっぱいです!一番驚いたのはボーキサイト鉱山のずべてのスケールの大きさです。
とても優しく、楽しく、充実した生活を送っています。料理が上手で、食べすぎちゃいます。お父さんの軽快なjoke、そして、お母さんのwink、心を和ましてくれます。
I’m enjoying myself very much in Western Australia. I’ll bring a lot of memories back to Japan.
R.K.
パースモダンの生徒たちと勉強でき、鈴木ユウスケさんの話を聞け、とても貴重な体験ができました。
ホームステイ先では自分たち以外に中国の方2人とブラジルの方1人がおられ、3人とも英語が上手で最初は戸惑いました。しかし、ブラジル人のカルロスさんが僕たちが英語がまだ話せないのを特に理解してくれ、ゆっくり話してくれました。そういう気遣いが日本だけでなく、他の国の人からもしてもらえるのがうれしかったです。
K.A.
My homestay mother cooks very well.
ボーキサイト鉱山の大きなトラッとショベルカーに感動しました。また、現地の高校生との交流が特に楽しかったです。学部見学では電気自動車のモーターの興味を持ちました。
降りる停留所がわからなくて困っているとまったく知らない人が教えてくれました。こちらの人の親切さが心にしみました。
A.I.
ボーキサイト鉱山の見学が一番楽しかったです。これからの人生でも二度と見られないかもしれないと思い、この研修に参加して本当に良かったと思いました。
今はだいぶなれてきて、自分でも英会話能力が上達しているなと思います。英語が少し好きになりました。
K.S.
In the beginning, I couldn’t understand English at all. Now, I can understand English much better. I’m very happy and having a good time in Australia.
ホストファミリーはとても優しく面倒を見てくれて、とても楽しい毎日を送っている。たまに日本の食べ物を食べたいと思うことがあるが、こっちの食べ物はおいしい。
この海外研修に参加しなければ永遠に見ることができなかったり、聞くことができないであろうことがたくさんあって、来てよかったと思う。
R.K.
とにかく楽しい。ホストファミリーがいろんなところに連れて行ってくれるのが特に楽しい。
K.K.
はじめは大学の広さに驚いた。パースモダンの生徒たちと一緒に勉強したり、ボーキサイト鉱山で大きなパワーショベルなどを見ることができた。大変貴重な経験だ。
パースでサブウェイに入ってサンドイッチを注文したが、当然全部英語で一苦労だった。毎日が新鮮で飽きず、2週間では足りないぐらいだ。
日本に戻った後も何かに繋がるような研修にしたい。
これ以上補足しなくてもいいですよね。よい学校で、よい仲間と、よい題材で勉強する。帰ればよい家族がいる。本当にありがたく、幸せなことです。

Super Science Boyたちの浜辺の湾ショット
ガイダンス部長のつぶやき in Perth

これ、もらっちゃいました、研修生に。みんなで放課後に私がほしいと言っていたUWAのピンバッジを買いに行って、プレゼントしてくれました。今朝一番のサプライズで、心の底からうれしいと思っています。研修生の成長を間近で見られるだけで役得なのに、こんなことまでしてもらって・・・。教員になって本当によかったなと、しみじみ思いました。ありがとう。大事にします。
何のプレゼントか?ですか?恥ずかしいから、内緒です。
N.Miyashita@Perth