2014年07月31日

2014海外研修 31

7月31日(8日目)その3

今朝もよい天気です。昨日も今日も晴れでとても過ごしやすい毎日です。
SSH科学研修の生徒たちの表情もはじめに比べて非常に穏やかになっています。

毎日出されている宿題。その日一日あったことの感想を書くというものです。
この宿題。毎日大変だとみんなが言っているのですが、日に日に素晴らしい文章を書いてくるようになっています。英語に自信がないというI さんですが、課題に書かれている英語は素晴らしく、成長著しいです。Marlene先生もかなり嬉しそうで、みんなの前で読み上げて褒めてくれました。さすが祥雲生!

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10時半に出発するまでは写真のパソコン教室で、今日向かうPerth天文台について予備知識を学びました。
パースの天文台へは、車で約1時間15分。移動中はさすがに疲れがあるのか、引率者も含めて全員夢の中… 天文台へ至る道の両脇には牧場があり非常にのどかな風景が広がっていました。

到着すると、写真に写っているGregさんが出迎えてくれました。
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直ぐに昼食を食べて落ち着いたところでいよいよ研修開始です。

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このGregさん、高齢で耳が少し遠いとおっしゃっていましたが、かなり凄い人です。
まずはパース天文台の歴史から教えていただきました。
写真では見ずらいかもしれませんが、パース天文台は1896年9月29日に作られました。今から118年前!
初代の天文台は実はパース市内のKings Parkにあったそうです。
それが、1966年9月30日に今の場所に移転されました。
なぜ移転が必要だったか。その英語での質問にも祥雲生は答えます。素晴らしい進歩です。
天文学者の間では”Light Pollution”というのだそうです。
発展していくPerthの街が天文学には都合が悪かったのですね。


写真の望遠鏡は本当に昔に作られた望遠鏡だそうです。
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そしてこのGregさん。もう何十年とこのPerth天文台で働いていらっしゃった天文学者さんです。
そして、現存している100歳以上のアイルランド製の望遠鏡を実際に使っていた最後の方なのです。
実際にどのように星を観察し、写真に撮っていったかを丁寧に指導してくれました。
写真に写っている時計は、グリニッジ標準時を表しています。
天文学では、全てグリニッジ標準時が用いられているそうです。
とっても昔の望遠鏡なので、写真を撮るのにフィルムではなく特殊なガラスを用います。
その1枚の写真を撮るのに必要な時間は、なんと2時間!
その2時間の間も地球は休みなく動いているわけですから、少しずつ望遠鏡を動かす必要があって、またちゃんと目的とした星が写っているか2分おきに確かめないといけません。
当時の観測方法というのは、本当に手間がかかったのですね。
そのようにして苦労されて天体観測を続けてこられたGregさん。
言葉の端々に天文学への愛があふれていました。

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写真の2人が持ち上げようとしているのは、隕石。重さはなんと189kg。持ち上げられるはずもありません。こんな鉄の塊が空から降ってきたのですから… 
火星と木星の間にあるアステロイドベルトからやってきたのだろうというお話でした。

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そしてこの写真の本。なんと1720年頃に出版されたものです。
なんと約300年前の本!
右側のJohn Flamsteed(1646−1719)さん。世界で初めてのプロの天文学者さんです。
この人が人生のほとんどを使って描き上げたのがこの写真の本です。
世界に数百冊しかないといわれる貴重な本。凄い本があるのですね。

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そして現在の一番大きな望遠鏡のある建物へ。
現在はアップグレード中で観測はできないそうですが、アップグレードが終わるとインターネット上で観測ができるようになるそうです。
ずっと過去にとても苦労をして天体観測をしていたGregさん。
「天文学者が怠け者になるんだ。だって、家から観測できるのだから。」とおっしゃっていました。
技術の進歩が成せる技ですね。

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約2時間の研修でしたが、非常に実りある研修となりました。
生徒たちもずいぶん慣れてきて、またGregさんの英語が聞き取りやすかったこともあり、随分と楽しめたようでした。

さて、明日はPerth Modern High Schoolへ訪問する日。
先日一緒に学んだバディとPhysicsとHuman Bioの授業に入ります。
また素晴らしい経験が待っています。
きっとまた成長をした姿を見せてくれると思っています
posted by 三田祥雲館 at 20:44 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 海外研修

2014海外研修 30

7月31日 (8日目)その2

今日の天気も少し朝は冷えましたが曇り時々晴れ、
この時期にしてはとても恵まれています。
自称「晴れ男」の引率者と研修生の日ごろの行いのおかげでしょう。

オーストラリアに来て一週間、今感じていることを書いてもらいました。

1.パースについて
・平屋が多いと思いました。そしてとてもきれいな街並みだと思いました。
 建物も多いけれど自然もたくさんあって三田に少しにていると思いました。
・冬なのに噴水で遊んでいる子供や大人がいたり、半袖で過ごしている人がたくさんいます。
・一番印象に残っているのはカラスの鳴き声が違うことです。最初は人の声かと思いました。

2.ホームスティについて
・ホストマザーと一緒に晩御飯を作ったことがとても楽しかったです。料理をする上で
 様々な単語を教えて下さりとても勉強になりました。
・スティ先には他の国からの留学生もいて、同年代なのに英語がぺらぺらなところなど
 刺激をうけることが多いです。とてもにぎやかでみんなの会話を聞くのがすごく楽しいです。
・私の家は靴をはいていたり、はいていなかったりしっかりと決まっていません。
 外国は靴をはいたままというイメージがありましたが、床の上はスニーカーでも
 スリッパでも裸足でもOKでした。

3.英語について
・言いたいこと、伝えたいこと相手に伝わってくれないことほど辛いものはないなと
 思います。言いたいことがあっても何と言ったら良いかわからなくて伝えるのを
 やめてしまうことが多々あります。そのたびに少しストレスがたまります。
・うまく会話することができないこともあるけれど、自分たちがやりたいことをきちんと
 伝えることが大切だとわかった。
・文法などがめちゃくちゃでもわかろうとしてくれて、話すことをあきらめなければ
 ちゃんと伝えることができるのだと思った。
・苦労していることは、自分の思っていることを伝えたくてもなかなか伝えられない
 ことです。でも聞き取れないことがあっても何となく言ってることが理解できるので
 会話ができるようになったのかなと思います。
・自分で何か話題を探してその話をするのがすごく楽しいです。自分の英語力が
 まだ完璧とは言えないけど、自分の英語力で「ここまで出来るんだ!!」と
 実感することができました。

4.発見
・現地の人たちはみんなとてもフレンドリーで、目があったら挨拶してくれたり
 笑ってくれたりして優しさと思いやりがとてもよく伝わってきて日本ではあまり
 こういうことはないので新鮮な感じがした。
・オーストラリアでは日曜日は11時から開店し、閉店の時間は平日、土日関係なく
 早く閉まるということに少し驚きました。
・ドアを次の人のために開けておいたりしたら必ず「Thank you」と言っていて
 とてもいいなと思いました。
・いたるところに色んな国の人がいます。だから日本語が話せる外国人に4人くらい
 出会いました。

5.その他
・毎日シャワーなので湯船につかりたいと思いました。
・お味噌汁が食べたいです。

6.残り1週間
・あんまりショッピングに行けていないので、次の土日にはたくさん行く!!
 外国のお金で自分自身で買い物をするのが楽しいです。
・今は前よりも聞き取れるようになりました。でも話すのはまだまだ上達できていない
 と思うのでホストファミリーといっぱい話そうと思います。
・英語だらけの中で生活するのは大変ですが、会話できるのがとても幸せです。
 残りの日数が少なくなるのがさみしいって思います。

研修生の思いは様々。
今の時点ではとくに英語に関しては苦労している人たちが多いようです。
でもそれだからこそ「わかった!」と思えた時や伝わった時の喜びを感じる
ことができるはずです。

あきらめないこと
そして上手くいかなくてもそれも楽しむ余裕をもって下さい。
posted by 三田祥雲館 at 19:01 | 兵庫 ☀ | Comment(1) | 海外研修

2014海外研修 29

本日のブログは、1週間たったところでの生徒の感想の一部です。
感想を書いてもらっていますが、それぞれ苦労も喜びもあり、成長しているようです。
抜粋になりますが、ご覧下さい。

M.D
私は今まで海外に行ったことがなかったので、前日は期待と不安でいっぱいでした。しかし実際にはホストファミリーが助けてくれています。家の中、登校、学校等大変なことがたくさんありました。一言でいえば文化の違いが大きかったです。
この一週間で学んだことは文化の違い以外には「英語」です。日常的に使う英語だけでなく、科学英語なども学べました。

O.T
私は今回海外研修において驚いたことが三つあります。
一つ目は、文化の違いです。朝食に出てきたオートミールや大学での授業形態等、様々なことが日本とは異なり、楽しむこともあればつらいこともありました。
二つ目は人々の自主性や積極性です。バス一つでも合図をしなければ止まってくれないし、授業では自分の意見を発言することで進んでいきます。
三つ目は物価がとても高いことです。日本よりも全体的に50〜100円上乗せされていてとても驚きました。
また残りの一週間も楽しみながら勉強しようと思いました。

I.K
一週間たって、楽しかったことはホストファミリーのJANAさんに海と川に連れて行ってもらったことです。海も川も綺麗で、Mと一緒に足だけ入りました。川のほうが冷たくて、足が真っ赤になりました。
困ったこと、苦労したことは英語の会話です。図を使った説明だと意味が分かりますが、早口で説明されたりすると頭が置いていかれて、混乱してしまいました。
でも、JANAさんは辞書で調べられるように綴りを教えてくれて本当に助かりました。
昨日カレーを作りました。JANAさんが喜んでくれて本当によかったです。

M.E
 初めてホストマザーに会った時、ちょっと怖そうだなぁと思いました。でも日にちがたてばたつほど良い人だとわかってきました。
 昨日(7/29)はホストマザーに日本のカレーを作りました。とても喜んでくれて特に日本のお米が気に入ったそうです。私もお腹いっぱいだったけれど香りが良すぎて大盛りごはんを食べました。
寒いと一言も言っていなかったのに私たちのことを気遣ってホストマザーがヒーターを持ってきてくれました。とてもうれしかったです。
 海の砂がさら砂で柔らかく、ゴミがありませんでした。川もとても大きくて海と変わらない大きさでした。日本の川は狭いのでとても新鮮な気分でした。
 オーストラリアに来てから眠くなるのがとても早いです。やっぱり英語でテレビを見るのは普通の5倍は疲れます。

S.K
 ホームステイでの生活が一番苦労します。Kといるとき以外みんな英語でしゃべっていて、中国人が二人とパメラという留学生がいるけれど、みんなペラペラで早すぎて、何言ってるかわからないことが多くて、話に入れないのが辛かったりします。伝えたいことは分かっているのに、英語でどう話せばいいのかわからなくて悩みますし、英語で言ってみても伝わらないことが多いので困ります。やっぱりもっと英語が話せるようになると、コミュニケーションがもっととれるし、絶対楽しさも増えると思います。
 辛かったことは、休日の夕方の3時半くらいまで外にでれなくて、家に帰りたくなったことです。でも、そのあと公園に行っていいといわれて、二人で歩いてCityの近くまで行ってチュロスを食べたのがいい思い出になりました。パメラのInstantgramに載っていて、食べたいと思っていたのが食べることができて、すごくうれしくなりました。めっちゃおいしくて、それまで気分が沈んでいたのが吹っ飛んだのを覚えています。やはり、どうにかしてでも外に出て、色々見て回るのが楽しむ方法だと思いました。

K.M
 ホームステイはやはり楽しみにしていた分、苦労したことが多くて、土日何も用事を入れていなかったら何もできないということがわかりました。本当に短い短い一週間でした。この一週間で学んだことを生かして、次の一週間に役立てることができたらいいなと思いました。
 ホームステイでは、中国人とシンガポール人と共同生活をしています。中国人は私たちが困っていたり、「どうやってするの?」と聞いたらすぐに色々と教えてくれたり、助けてくれたりしました。ホームステイのホストマザーも私を助けてくれたり、英語をゆっくり話してくれたりしてすごく嬉しかったです。おとといはホストマザーのお孫さんと一緒に遊びました。お孫さんは4歳くらいで、私たちがいつも学んでいるくらいの英語を話す力があるのだということがわかりました。
 科学研修は、やはり単語が難しくて、ボーキサイト工場や工学部で学んだとき、話してくれた人たちがいっていた単語がわからなくて、困ったこともありました。ボーキサイトはもらったパンフレットの単語を調べて、内容がやっとわかったという感じでした。
工学部でした実験は、水に浮かんだオイルを取り除くのがどれだけ難しいかがわかりました。

N.K
ホームステイがどうなる事かと少し気にしていましたが、ホストファミリーがなかなか手なれたもので、かなり助かっています。先に中国から4名、タイから1名留学生が来ていました。みんな年上で優しいのでシティに案内してくれたり、食べ物をくれたり、家の勝手を教えてくれたりします。
 休日は二日ともシティへ出かけ、一日目は案内してもらい、二日目は自力で自由に回りました。街はとてもきれいでした。いたるところにゴミ箱があるからでしょうか。またロードバイクに乗っている人を多く見かけます。流行りでしょうか。
 SSHのプログラムのほうでは、まだ一週間ですが、様々なことがありました。ボーキサイト採掘場やUWA工学部等に行きました。専門用語の英単語がわからず、初めは戸惑いましたが、少しずつ英語にも慣れてきました。まだわからない時も多いですが。。。
 オーストラリアの工学部の研究はスケールが大きかったです。また一つの大学と思えないほど様々な研究をしていました。UWAすごいです。でも、今のところ自分が興味を持ったのは教室での地熱の話です。おそらく自分で考えつつ落ち着いて授業できたからだと思います。
 あと一週間しかないですが、もっと楽しみます。

毎日、一日の出来事や感想を書いてくるという宿題を課されている生徒たち。
ですが、日に日に内容が濃く、量も多くなっています。物凄い成長を目の当たりにしています。
残りは後1週間。さらに成長してくれることを祈っています。
posted by 三田祥雲館 at 11:10 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 海外研修

2014海外研修 28

7月30日(7日目)

本日と明日のSSH科学研修は、「天文学」が中心になります。
オーストラリアと言えば、「南半球 South Hemisphere」です。夜空には南十字星が見えます。
北半球とは全く違う星空が見えています。そんな街Perthで「天文学」を学べるのは本当に貴重な経験です。しっかりと今日も明日も頑張って欲しいものです。

[本日のスケジュール]
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ちなみに明日は、郊外のパース天文台を訪れます。天文の世界にどっぷりつかりましょう。

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午前中はCELTで、天文に関するビデオを見ながら単語を増やす作業をしました。また、インターネットで天文に関する語彙を調べました。Gamma Rays, supernova, astronomy, などなど… 
一番の問題は「語彙」です。ここで便利なのが「英英辞典」。英和辞典で日本語の意味がわかっても、ここの授業で答えるためには、簡単な英語で言いかえる必要があります。
英単語を他の簡単な英語で言いかえて覚えると語彙が一気に増えますね。日本に帰っても活用できるといいですね。

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午前中の授業が終わってお昼を食べたら、Scitechへ移動です。今日の移動は公共の交通機関を利用します。
通学にバスを使っている生徒がほとんどですが、お世話になっているお家が近くまだバスに乗ったことがない生徒も。バスと電車に乗って現地に向かいます。

Smartriderを使って、スムースに乗り降りできていました。
バスと電車を乗り継いで約30分で到着。日本で言う「青少年科学館」です。数多くの科学に関する展示があり、興味深く楽しんでいました。
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一通り楽しんだ後は、プラネタリウムへ。

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この写真は、大きな壁一面に張られていました。先住民の人々が見ていた夜空を絵にしたものだそうです。
熱心に解説を読んでいる生徒もいました。

プラネタリウムが始まる前に写真をパチリ。
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明石にあるプラネタリウムとの大きな違いは、座席が階段状になっていること。高所が苦手な私は、急角度で配置されている座席に座って、ビクビクしていました…
内容は、We are Aliens. 全宇宙で他に水が存在する星が確認されています。水の存在は生命の可能性を示すものです。私たちと同じ格好をしているとは限りませんが、単細胞生物のようなものが存在する可能性もあります。夢は大きく広がります。ひょっとしたら地球と似た環境の星が存在するかもしれませんね。

プラネタリウムが終わったら、同じ道をたどってCELTまで。電車に乗って二駅移動し、バスに乗って帰ります。
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明日は、1時間ほど語彙を増やす勉強をした後、パースの天文台へ向かいます。南半球の空をどのように研究できるのか、楽しみです。

毎日今日あったことを書いてくるという宿題。少しずつ慣れてきたようです。この調子で明日もしっかり頑張りましょう。
posted by 三田祥雲館 at 03:05 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 海外研修