以前からお世話になっている研究員の浦川さんの案内で施設見学をしました。1m望遠鏡や50p望遠鏡など小惑星の観測に適するように広い視野を確保した望遠鏡や冷却CCDカメラを見学し、またそれらを制御するコンピュータなども見学できました。また研究員の皆さんが日々どのような研究活動をされているかなど興味深いお話を伺うことができました。普段は見ることができないセンターの施設を見学させて頂き、とてもいい勉強になりました。
又、今回の大きな目的であった、小惑星sandashounkanの自転周期について私たちの研究成果についてのアドバイスも頂く事が出来ました。概ね私たちの解析はうまくいっていることがわかりました。しかし、小惑星sandashounkanは30時間余りの自転周期であるという私たちの結論を裏づけするにはさらに長時間の測光観測を行うことが必要であることがわかりました。
これを元に3月に行われるジュニアセッションに向けて、部員一同頑張っていこうと思います。大変寒い一日でしたが、有意義な訪問になりました。



1m望遠鏡。反射鏡の直径が1mあります。暗い小惑星が観測できるよう、また広範囲の領域が撮影できるよう、焦点距離は短く設計されています。

望遠鏡制御システムの見学。実際に観測された小惑星の画像などを見せて頂きました。
