暖かい朝を迎えました。最高気温が22℃
にわか雨の予報が出ています。
科学研修はいつもより30分早く集合してボーキサイト採掘場と
精練工場の見学に出かけました。
バスで片道1時間半パースから南に下ったピンジャラという場所にあります。
車窓の景色がどんどん変化していきます。

途中の踏切ですれ違った貨物列車はボーキサイトを運ぶ列車でした!

ガイドのモイラさんと共に
赤茶色の土の中をバスに乗ったまま進んでいきます。
途中巨大なトラックとすれ違いました。窓からはタイヤしか見えません❗



この採掘場はALCOAによって操業されていますが作業員は12時間交替で
24時間休むことなくボーキサイトを掘り出しています。
パワーショベルのショベルの部分にはGPSが搭載されていて
どこを掘ればいいのか正確に分かるようになっているそうです❗
しかしどこでも掘っていいというわけではありません。
掘ったあとに森の環境を元に戻すために、表面の土は取っておいて
作業が終われば埋め戻し植物も植え直します。
そのために事前に入念な調査を行い、保護が必要な鳥の巣がある所や
アボリジニの人たちにとって大切な場所があればそこも
避けることになっています。rehabilitationと呼ばれるこの取り組みは
ALCOAの大きな特徴で、大変評価されています。
採掘されたボーキサイトはクラッシャーによって細かくされ
ベルトコンベアで36キロ離れた精練工場に運ばれていく仕組みです。

精練工場内は撮影禁止となっています。
バスの中から巨大な工場で化学反応を利用した工程を経て
ボーキサイトがアルミニウムの元になるアルミナに精練されていく様子を
見学しました。
赤茶色のボーキサイトがパウダーのようにサラサラで真っ白なアルミナに
かわります。


展示室でrehabilitationについて説明を受けた後は
作業着に着替えて記念撮影。実物はもっと大きいそうです。


今回は化学と環境の両方について学ぶことができました。
特に環境についてはオーストラリアが動植物の保護にどれだけ
真剣に取り組んでいるのかがよく分かりました。
posted by 三田祥雲館 at 23:19
| 兵庫 ☀
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