こんにちは「理科部&自律制御ゼミ」です。
私たちが所属している阪神ブロック主催のロボカップ2017名古屋世界大会観戦ツアーに参加しました。


2017年7月27日~30日ポートメッセなごやで開催され、ロボカップの各リーグの試合のほかにロボット技術・産業フェア、各種イベントが行われていました。




ロボカップジュニアの会場に移ります。
ライトウエイトリーグ
このリーグは、重量制限1.1kg、2台の自律制御型ロボットが赤外線パルス発光ボールを利用してサッカーゲームを行います。


Munako Tsukuyomi(日本、九州ブロック)
終始ボールを支配するのですが、相手チームのマルチプルディフェンス(2台ともペナルティエリアで防御する反則)に阻まれ、得点のチャンスを失います。
2台vs2台の試合展開ではなかなか得点が入らない難しい試合となりました。
オープンリーグ
重量制限2.4kg、多様な攻撃パターンを持つ機体が登場します。また、今大会より正式に赤外線ボールからパッシブボール(オレンジカラーボール)に変わりボールの位置認識をする手段が大幅に変わりました。




INPUT(日本 北信越ブロック)
2017JAPANOPENの覇者、3月の全国大会は、赤外線ボールで競いましたが、それから3カ月弱で全周囲カメラを完成させ試合に投入。
「強い!」10-0のコールド勝ち。現段階、暫定1位をキープします。
別会場ではシニアクラスの試合が行われていました。
小型リーグ(Small Size League)
直径18cmと私たちより小さめの機体を1チーム6台で競うのですが、フィールド上方に設置された4台のカメラによるビジョンシステムと審判のジャッジ等の情報が両対戦チームに送信され、それらの情報をもとに無線で各機体に指示が出されます。全リーグの中で最速かつ機体の連携プレイが見ものです。



中型リーグ(Middle Size League)
幅52cm高さ80cmとかなり大きな機体の自律型ロボットを1チーム5台で競います。ボールは人間のサッカーと同じ5号球が使用されます。私たちが行っている競技と同じくカメラ、センサー、処理用PCはロボット積み込み、ほかのロボットとの位置関係を考えながら試合を行います。

スタンダードプラットフォームリーグ(Standard Platform Size League)
SoftbankRobotics[NAO]を利用したワンメイクのリーグです。
中型リーグと同様、自律型ロボットで互いに連携を取りながら動くのですが、2足歩行ロボットのために接触するとすぐに転倒してしまいます。試合展開は緩やかですが、ヒト型ロボットですので愛らしさを感じます。


ロボカップジュニアはこの世界大会が終了すると新シーズンとなります。2018年1月にノード大会(地区予選)がスタートします。試合規定等はまだ発表されていませんが、夏の間に、ベースになるロボットを作らないと間に合いません。今日見たことを整理して最高のロボットを作りましょう。
posted by 三田祥雲館 at 22:57
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