2012年02月28日

第8回卒業式

ひんやりと身の引き締まる晴天晴れの中、第8回卒業式が行われましたぴかぴか(新しい)
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卒業証書授与
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学校長の式辞
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現生徒会副会長による送辞
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元生徒会長による答辞
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最後の校歌斉唱では、とても大きな声が響き、すばらしい卒業式でしたexclamation×2

本日の校長先生の式辞の内容は


 武庫川の水は温み、木々の若芽は膨らみ、日脚も日を追うごとに伸び、心も弾んでくる季節となりました。春の息吹を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、ここに兵庫県立三田祥雲館高等学校第八回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより教職員・在校生一同感謝の気持ちでいっぱいでございます。心より厚くお礼申し上げます。
 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。お喜びと感慨はひとしおのことと思います。三年間大切にお子さまをお預かりしてまいりましたが、その間、学校の教育方針を深くご理解いただき、温かいご協力をいただきましたことを本校の教職員を代表いたしまして心よりお礼申し上げます。
 只今、卒業証書を授与いたしました二六四名の卒業生諸君、卒業おめでとう。皆さんの三年間にわたる努力と研鑽に心からの敬意を表するとともに、この日の感激を胸に大いなる飛躍を期待したいと思います。皆さんが今日を迎えることができたのは、皆さん一人一人の努力は勿論のことではありますが、家族、友人をはじめ多くの人々の暖かい励ましと、支援があった事を忘れてはなりません。
 さて、卒業生諸君。新たな旅立ちには新たな決意が必要です。皆さんの輝かしい門出にあたり、はなむけの言葉を贈ります。
 第一は、「あらゆるものが師、つまり先生」ということです。学ぶということは、学問や技能を修め、精神をみがき人格を養うことです。学問や芸能などの指導者を師、師匠といいますが、あらゆるものを師、つまり先生とする心構えが人間力を磨くにはとても大切です。基礎学力、論理的思考力、創造力などの知的能力、規範意識、礼節、思いやりなどの豊かな心、そして体力などの身体的能力、これらすべての総合的な力がその人の人間力だと思います。人間力を高めるには、自ら主体的に学ぼうとする姿勢がとても大切になります。ある伝統芸の大家で人間国宝の方が、「僕らは教えるんじゃなくて伝える役なんです。伝えるということは、それを受け取ろう、自分の身に先人の技を刻みこもうとするから伝わっていくもの。教えてくれなきゃできないって言ってる人間には、教えたってできませんよ。」と述べています。自分が探究心をもって求めさえすれば、誰からでも、あらゆる現象のどんな事柄からでも知識や技能は得られます。教わるのを待つのではなく、すすんで盗み取ろうとする姿勢が学びの原点です。森羅万象すべてを、自分に知識や技能などを与えてくれる師としてください。また、長い人生、苦しい場面に遭遇したり、生き方に迷ったりすることもあるでしょう。そのようなときに、どのように考えたり行動したりすればよいか、その指針を与えてくれる人も師、先生です。指針を与えてくれる人には、ご両親をはじめとして、身近な人々や過去のいろいろな先人がいます。身近な人々に相談したり生き方を参考にしたりして指針を与えてもらうとともに、歴史上の人物や書物も指針にするとよい。そう考えると、いたるところに師ありといえます。
 グローバリゼーションの進行によって社会構造が大きく変化し、二十一世紀は知識基盤社会の時代と言われ、知識・技能を常に更新する必要があります。生涯学び続ける必要があるのは今に始まったことではありませんが、これからの変化の激しい社会を生きていく諸君には、特に求められることです。そして、そのような時代をたくましく生きていくために、あらゆるものを師として学び続け、自らの人生を切り拓いていってほしいと願っています。
 第二は、「やればできる」ということです。この言葉は、昨秋の創立10周年記念講演で小柴昌俊先生から諸君に贈られた言葉です。先生はご講演の中で次のように話されました。「何をやってもやればできるそんなことはありえない。皆さん、いろんな事を経験してみて、そのうちに、あっこれなら俺やれるよとか、これならば私やりたいわと感ずるものを見つけてそれをやりだしたならば、困難がでてきてもやめようという気が第一おきません。何とかしてその困難を乗り越えちゃう。そういう意味で、やればできるという題をつけたんです。ですから、あんた方若い人に言いたいことは、できるだけ若いうちに物怖じしないでいろんな体験をして、自分が、あっこれやりたい、と思うものを見つけなさい。それが一番大事なことだと思います。」 また、先生は『やればできる』という著書の中の若い人たちへのメッセージと題したページで、「ぼくが若い人たちに言いたいことは、どんな分野の仕事をやっていようとも、どうぞ自分のやっていることを、まず本気になって見つめてください、ということです。そして、繰り返しになりますが、いつか達成したいと思っている「卵」を多く持っていてください。その卵のことをいつも本気で考えていれば、きっとなんとかなると思いますよ。」と述べておられます。さらに、なぜ「卵」を温めることが大事であるかということについて、「世界にはいろいろな情報が溢れているから、自分がいつかはやりたいと思っている目標をいくつか持っていることが、情報の取捨選択に役立つからです。そうすればいつか、効率よく、そしてより深く、「卵」を孵化させることができるわけです。」と書いておられます。
 どうか、卒業生の皆さん、あらゆるものを師として絶えず自らを磨き、いのち豊かに、健やかに、そして、自らの信じる道を「やればできる」と本気になって歩まれるよう切に願っております。皆さんの輝かしい前途に幸多かれと念じつつ式辞といたします。

posted by 三田祥雲館 at 15:45 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 日記
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