2012年05月14日

小惑星“三田祥雲館”誕生について(詳報)

先週末にお知らせしました小惑星“三田祥雲館”についての詳報です。
正式名称は(15552)sandashounkanです。小惑星は2000年3月27日にローエル天文台(Anderson Mesa Stationアリゾナ州)で発見されました、今年は秋までさそり座にあって夏から秋にかけて観測しやすい位置にありますが18.1等星で望遠鏡を使っても肉眼では見えません。今現在、地球からの距離は2.69AU、太陽からの距離は3.55AU(1AUは地球と太陽の距離で約1億5千万km)で5.5年で太陽の周りを一周しています。

今回の命名はACM2012がアジアで初めて日本で開催されることを記念して日本に関係のある名前が多数贈られました。東北地方の被災地にからむ(19713) Ibaraki、(21966) Hamadori、(22745) Rikuzentakataなど、それに加えACMに参加する日本の高校、三田祥雲館と小倉(福岡)、一宮(愛知)の名前をつけた小惑星も同時に誕生しました。 [(15526) Kokura (19853) Ichinomiya。]詳しくはこちら http://www.nao.ac.jp/news/topics/2012/20120509-asteroid.html に記載されています。私たちの学校名が小惑星の名前になり、未来永劫にわたって宇宙を巡るのは天文部としては夢のような話ですが、これを励みに今後ともより一層頑張りたいと思います。

20120514_01.jpg

少し分かりにくいですが火星と木星の間の赤い色で示された軌道を回っています。火星と木星の間は小惑星帯と呼ばれ、この領域には100万個ぐらいの小惑星が回っています。小惑星は探査機「はやぶさ」が訪れたことで有名になったイトカワのような岩石でできた天体で、太陽系の初期の情報が得られる貴重な天体です。私たちの小惑星もおそらく直径数km~数100mの大きさだと考えられます。

20120514_02.jpg

この夏から秋にかけ夜空でどのあたりに見えるかを示しました。ご覧のようにさそり座の足元をぐるりと回るような経路で移動しますので、これからは南の夜空低くで見つける事ができます。残念ながら望遠鏡を使っても目で直接みることはできません。
posted by 三田祥雲館 at 08:06 | 兵庫 | Comment(3) | スーパーサイエンスハイスクール
この記事へのコメント
素晴らしいです。本当に何だか夢のような話です。これまでの精力的な活動の賜だと思います。これからもますますのご活躍を期待しています。
本当に本当に素晴らしいです。
Posted by 旧職員 SF at 2012年05月14日 09:36
祥雲館のスーパーサイエンスは、文部科学大臣賞受賞の「接合型色素増感太陽電池」を指導されたSF先生の並々ならぬご尽力のおかげで、今があるのだと思います。
Posted by junction type at 2012年05月14日 23:38
おめでとうございます!
天文部頑張っていますね。
次の金環日食の観測も大変でしょうが
頑張って、おもしろいデータがとれたらいいですね。
応援しています。
Posted by 旧職員2 at 2012年05月16日 10:49
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