2013年04月19日

今年の天体現象(天文部)

 皆さん、こんにちは。天文部です。
 4月以降の主な天体現象をご紹介したいと思います。
 この記事を見て、皆さんが少しでも天文現象に興味を持っていただけたら幸いです。
 まだ今年の星空教室の予定はたっていませんが、「星空教室」で皆さんと一緒に観測ができるかもしれません。では、今年の主な天体現象です。

4月26日 夜明け前部分日食(ごく軽微)
5月10日 オーストラリアで金環日食
27日 夕空で水・金・木星集合
8月12日 夕方スピカ食
13日 ペルセウス座流星群が極大
9月19日 夕空で水・金・土星とスピカが集合
10月9日 10月りゅう座流星群が極大
11月3日 太平洋〜アフリカで金環・皆既日食
24日 水星・土星・アイソン彗星が接近
29日 アイソン彗星が近日点通過
12月2日 水星食
   7日 金星が最大光度
14日 ふたご座流星群が極大

 今年のもっとも大きな天文の話題といえば、実は11月に観測できるとされているアイソン彗星(C/2012 S1)です。このアイソン彗星は2012年9月26日に国際科学光学ネットワーク(ISON)のロシアチームにより発見されたものです。
 発見時の位置は木星軌道の周辺だったのですが、現在では詳細な軌道も決定されており、 アイソン彗星がもっとも太陽に近づく近日点通過日は11月29日(日本時間)だということも分かっています。
 また、この近日点通過日前後ではアイソン彗星は最大で満月ほどの明るさになるとも予想され、なんと昼間の空でも観測できる可能性もあるといわれているのです。
 肉眼でアイソン彗星が見れるかもしれないので是非見てみたいです。
 しかし、観測する際にはこのアイソン彗星、きわめて太陽に近いところにいるので観測には細心の注意が必要です。
 
 ここからはアイソン彗星の補足説明です
もともとアイソン彗星は、太陽表面からわずか100万kmほどという距離を通過するため、
彗星本体の核そのものが蒸発してしまうことが心配されていました。
 しかし、これまでの観測により彗星核が十分に大きいことも分かっており、蒸発の可能性は低いことから近日点を無事に通過すれば、2012年の春に南半球で雄大な尾を伸ばしたラブジョイ彗星のような姿を見ることができると予想されています。
 過去に地球に近づいてきた彗星の経験により、彗星の明るさはもちろん、尾の長さや形の予想も難しいですが、もしアイソン彗星の核がいくつもに分裂してチリを大量に放出するようなことがあれば、12月に入ってから明け方の東の空で長大な尾を伸ばす姿を観測することもでき、歴史的な大彗星になることも十分に期待できます。
 近日点通過後もアイソン彗星の国内での観測条件は良好で、天球を北へ移動しながら暗くはなるものの、12月末には周極星となって一晩中観測できるようになります。
 いつまで肉眼で見ることができるのかはわかりませんが、とても興味が沸く天体現象であることは確かです。

 皆さんも機会があれば、11月の明け方に東の空を眺めてみてください。

130418_11.jpg
2007年にオーストラリアで撮影されたマックノート彗星(C/2006P1)この彗星は白昼、青空の中でも観測されました。アイソン彗星はマックノート彗星以上に明るい彗星として観測されると予想されています。(参考資料:月刊星ナビ2013  1月号)
posted by 三田祥雲館 at 07:57 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | スーパーサイエンスハイスクール
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