2013年07月30日

No.8 Interesting Things Are Everywhere 1 文化・語学研修編

as well as ~という表現を覚えていますか?「A as well as B」で、「AもBと同様に」という意味だったかな?ということで今日の研修は「フィールドワーク as well as テキストブック」と題し、テキストの外に飛び出して「オーストラリア」に学びます。

【文化・語学研修】
今日の午後はKings ParkでWild Flowersを観察しながら、WAの植生を学習します。

ところで人間は水のないところでは暮らせません。逆に言うと、水の得られるところなら地球上のほとんどの場所に人間が暮らしており、地理学的にはエクメーネ(Ökumene=ドイツ語)と呼びます。一説には地球上の88%がエクメーネだといわれており、夏の乾燥が強いとはいえParthにも古くから先住民(indigenous people)であるアボリジニ(aborigines)が暮らしていました。

(この表現が正しいかどうか・・・。そもそもaboriginesという語自体が「先住の民族」という一般名詞だったりするので、上の文章は『先住民である先住民が暮らしていました。』となるのです。政府関係者と話すとき、彼らは必ずindigenous peopleを使いますが、本ブログでは便宜上「アボリジニ」と標記します。悪しからず。)

パース周辺は地下水が豊富で、それがアボリジニの居住を可能にしました。彼らは定住生活を送らなかったといいますから、食料や水を求めて移動していたのでしょう。キングスパークはそんな時代からの原生林を残しながら、一部を手入れの行き届いた植物園に整備し、観光客のみならず地元のパースっ子たちの憩いの場となっています。

その広さは4平方キロを超え、これだけの自然を残した公園が人口150万人を超えるthe Capital City(州都)の中心から徒歩でも20分の距離にあるとは・・・。キングスパークのすぐ北側には政府の主要機関の入るビルが建つが、違和感なく程よいコントラストで馴染んでいる。人口と自然、歴史と現在、忙しさと静寂とがこれ以上ないバランスで共存する不思議な魅力が、私を(研修生も)魅了します。


ツアーガイドのAnnaさんの案内でBush Walkが始まります。小雨、霧雨、何のその、いやいや、地中海性気候の冬ですもの、少々の雨は覚悟の上です。CELT帰着後に聞くと「傘を差すほどでもないですよ。きもちいい、きもちいい。」君たちもパースっ子になってきたね。いいよ。(ご安心ください。風邪を引いているのは引率のT教諭だけです。私も含め他34名は皆元気です。)降雨季の園内は緑に満たされ、ところどころに花が咲いています。
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コーンフラワー:花房がとうもろこしみたいです。
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カンガルー・ポー:カンガルーの手(paw)のようなのでこの名前です。WAの州花。
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ミントの香りがするPeppermint Tree。
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ちなみにユーカリの葉をこすると・・・ヴィックス・ヴェポラップのにおい。鼻づまりやせきが止まらない夜、胸に塗ってもらったスースーするあの薬です。ユーカリの成分だったのですね。

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こちらは英語の教科書でおなじみのBaobab tree(バオバブの木)。私にとっては星の王子様の木。星を爆発させるほどのパワーがありそうな気もする。

40000年前からこの地に暮らすアボリジニは、こんな木々の薬効も有効に使っていたとか。また、肉をとった後のカンガルーは防寒・雨よけに最適とか。
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雨でぬれた歩道。気をつけて、気をつけて。
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みんなで記念撮影。
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冬来たりなば、春遠からじ。冬のパースにも、花の季節のさきがけか・・・。

午後は2クラス合同で映画鑑賞となりました。「SAPPHIRE(サファイア)」という映画で、アボリジニの女の子4人がグループを組んで歌を歌い、ベトナム戦争当時のサイゴンで米軍を慰問して歩くという、実話に基づくお話。英語で映画なんか見られるの・・・?ご心配なく、字幕が出ます・・・英語で。ますます不安ですか?

そんなことはありません。だって、映画に引き込まれて、研修生の目から光るものがポロポロ・・・。

涙の前で野暮なのを承知で一言。面白い、興味深い、もっと味わいたいと思ったことに集中することが言語習得の一番の道なのです。もちろん教室も大事。でも、教室の外、テキストの外にも・・・。(私は野暮を嫌う江戸っ子の末裔なのに、つい一言多いんですよね。)

その2(SSH科学研修編)に続く。

N.Miyashita@Perth
posted by 三田祥雲館 at 21:07 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 海外研修
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