ホテルからは車で片道2時間程の距離ですのでかなりのロングドライブです。
国立公園になっているドイ・インタノン山の頂上部です。
http://www.narit.or.th/en/index.php/facilities/thai-national-observatory-tno/overview
2010年に完成したまだ新しい天文台で主望遠鏡として口径2.4mの望遠鏡があります。
私達が時々使わせて頂いている、西はりま天文台の望遠鏡より40cm大きな鏡で東アジアでは最大の望遠鏡です。取り付けている冷却CCDは受光素子(フィルム)が4000✕4000ピクセルで私達が普段使っている鏡の64倍の面積があることになります。

制御室と望遠鏡の見学をさせて頂き、その後参加者全員で記念写真を撮りました。


ここでも私達、天文部のためだけに2.4m望遠鏡を横に傾け主鏡に私達を映して記念撮影をして下さるなどMatiponさん達スタッフの皆さんが特別のはからいをして下さいました。NARITの手厚いもてなしに本当に感謝です。
天文台見学の後、すぐ近くにあるタイ軍のレーダーサイトの食堂で夕食を頂きました。
本場のタイ料理の昼食もこれで最後になります。
その後、駐車場で観望会を開いてくださいました。
タイの最高峰、標高2500mにあるだけあって気温は5度くらい、非常に寒かったです。夕方までは晴れ間が見えていたのですが、夕食前から曇りがちの天候になってしまいました。
望遠鏡を設置し観望の用意をしていたのですが、残念ながらガスが流れてきて望遠鏡での観望はできませんでした。しかし、時折雲の切れ間から見えた星空は大変美しかったです。
きれいに晴れなかったのは残念ですが、Astronomical Conferenceの締めくくりに相応しい行事でした。同じ道を戻って10時半頃ホテルに帰着しました。
明日はチェンマイ空港を7時に発つ飛行機に乗りますので、5時にホテルを出発します。
出発に遅れないよう、荷造りをして早めに休みます。