2018年01月30日

サイエンスフェアin兵庫に参加しました。

 1月28日(日)に神戸市のポートアイランドで催された“サイエンスフェアin兵庫”に行ってきました。サイエンスフェアは兵庫県「咲いテク」事業のメインイベントともいうべき大会で、県内のSSH指定9校を含め40校以上の高校の他、大学、企業、研究機関も多数参加する大会で、文部科学省や科学技術振興機構からも高い評価を得ています。
 本校の参加者は141名(2年次の理系生徒、1年次の自然科学への誘い受講者、天文部、放送部の生徒など)で、口頭発表に1グループ、ポスター発表に5グループがエントリーしました。発表の他にも、若手研究者を囲んでのサイエンスカフェや講演会、理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」の見学など充実した内容でした。
 まずは、本校の発表内容を紹介します。

@口頭発表「太陽フレアから地球を守れ〜宇宙天気予報への挑戦〜」
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 内容:過去40年間の黒点の出現状況を詳細に調査した。1万個に及ぶ黒点の最大面積、フレア指数、発達した磁気タイプを一つのデータベースにまとめた。その結果、βγδタイプなど複雑な磁気タイプを持つ黒点が大規模フレアを発生させる原因であることがわかった。さらに地球に影響があるフレアの発生位置は中央経度付近または西寄りの位置であることが判明した。また大きなフレアはそのある時期に著しく面積が増大しフレアを発生させない黒点とは明確な違いがあることがわかった。

Aポスター発表「ドローンによる植生調査 〜校内雑木林の竹林分布〜」
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 内容:近年、里山において竹林が徐々に拡大し環境に与える影響が問題視されている。本校敷地内には雑木林があり、竹が分布している。そこで、竹の分布域の拡大の様子について年数をかけた調査を計画している。ただし、地上からの植生の調査は時間と労力がかかる。ドローンを用いて空撮し、画像を解析することで調査が格段に進むと考えた。今回は、その初回調査と画像解析の結果について報告する。

Bポスター発表「みんなの味方、乳酸菌」
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 内容:私達は乳酸菌が、どうして健康に良いと言われているのかを科学的に検証しました。人間の体内環境での生育状況や、大腸菌などのいわゆる”悪玉菌”の増殖を抑えるのか、などを実験し、さらに、乳酸菌が活発に働く条件と、働くことができる最低条件についても調べました。今回、BCP培地を使って乳酸菌の生育を確認しました。紫色の培地が乳酸菌の生成物である乳酸に反応して黄色に変化するので見た目にも分かりやすい実験です。

Cポスター発表「コオロギの配偶行動 〜もてない君の大変身 人工求愛歌を用いて〜」
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 内容:コオロギが配偶行動に至るまでには様々な条件が必要である。触角・聴覚器・視覚器および誘引歌や求愛歌などの鳴き声などである。我々はコオロギの配偶行動を解析し、求愛歌が必要であることを明らかにした。さらにどんな求愛歌がもてるのかを解析、低周波発振器を用いて人工求愛歌の作製、人工求愛歌を用いた配偶行動について報告する。

Dポスター発表「倍数判定について」
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 内容:「各位の和が3の倍数であれば,その数は3の倍数である」などの倍数判定法について探究をした。すべての整数に対し,倍数判定法が存在するのか,あるいはもっとも簡単な判定を見つけることができるのかなどに焦点を当て,代数的な観点から考察した。

Eポスター発表「校内サービスのWebベースでの利活用〜保健室をモデルにした情報の流れの把握〜」
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 内容:校内で行き交う様々な情報はこれまで紙に記録し保存され、統計データは事後に集約されるのが一般的であった。現在では市販のソフトウェアを利用して運用されつつあるが、本校では保健室利用などはまだ一旦は紙に記載し養護担当の手作業でのデータ入力されている。個人の特定に生徒の持つ通学定期などのICカードを利用してリアルタイムに情報を把握するとともに、図書館や食堂のデータとも合わせて校内の情報の一元管理を試みる。

次は、2月2日に、「探究U発表会」が本校で行われます。
2年次生の1年間の探究活動の成果(文理合わせて50タイトル)を発表します。ぜひ見に来てくださいね。
posted by 三田祥雲館 at 20:14 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | スーパーサイエンスハイスクール
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