
10月1日(木)、本校の後期初日に第19回体育大会を開催しました。天候にも恵まれ新型コロナウイルス感染症の感染対策、あるいは熱中症対策に取り組み、種目や競技・応援方法を改善したり、保護者の方の観戦を3年次に限定するなどしました。今年度に入って、今日初めて全校生徒が一同に会することができました。開会式で全クラスがそろって整列したその生徒の様子に思わず気持ちがこみあげてきました。
開会式では、国旗・県旗・校旗掲揚、校長挨拶のあと、3年次生徒代表による選手宣誓がありました。本来ならば前日の予行で練習すべきところ、今年度はぶっつけ本番。しかしながら生徒の宣誓はもちろん旗手も迅速に対応し、適度な緊張感のある雰囲気でした。今年度はテントを大幅に増やすとともに椅子を運び出し、応援中、生徒間の距離をとるようにしました。また、応援中はクラスオリジナルの応援用タオルを製作し、声量を調節していました。
午前は、全校体操(祥雲体操)、綱引き(予選、準決勝)、4×200mリレー、4×100mリレー、玉入れ、棒引きなどが行われ、午後には、部活動行進・対抗リレー、スウェーデンリレー、綱引き(決勝)、最後に長縄跳びをしました。今年度は、1年次の「集団行動」を新たに加えました。体育の授業でクラスの団結力が最もうまく表現できた1クラスを披露しました。
総合成績で2年次1組が、応援旗では2年次6組が、それぞれ優勝しました。大会中、生徒の競技や応援の様子を見ながら、今日に至るまでのことを思い出していました。4月以降、2か月余りの臨時休校に加え、祥雲祭が分散開催になったり、部活動では県大会や近畿・全国大会が中止になり、一部ではオンライン開催や代替大会で対応される中、体育大会においても、新型コロナ対策に最善を尽くし、何とか実施できるよう準備をすすめてきました。「生徒のために何とか実施したい」という教職員の努力と生徒の思いがマッチングして、開催できたこの体育大会は本校の教育活動にとって大きな意味をもったと言えます。どのような状況になっても互いに助け合いながら乗り越える気力を養い、決してあきらめず、前を向いて努力することを大切にしてほしいと思います。
閉会式終了後には近畿大会に出場する1年次水泳部の壮行会を実施しました。先日、近畿大会に出場した陸上部に続いての出場で、1、2年次の部活動においても期待したいと思います。
また、祥雲祭分散開催の一環で、生徒会館や体育館へ通じる階段に生徒の力作であるモザイクアートを展示しました。
後期初日に実施したこの体育大会を契機に、全校生にとって後半の学校生活がより充実したものとなるよう心から祈ります。