



最近、時が過ぎるのが早く感じます。10月23日(金)には昨年より12日早い木枯らし1号が吹いたようで、朝晩の寒さも本格的のようです。
10月24日(土)午後、育友会主催の進路講演会が開催され、新型コロナ感染症対策を行い、約70名の保護者の方が参加されました。講演会のテーマ「大学入試最新情報と受験生としての心構え」と題して、京都芸術大学の次橋秀樹先生を講師としてお招きしました。次橋先生は大学卒業後、塾・予備校での勤務を経て、京都大学大学院教育学研究科で入試や教育方法を研究され、今年度から京都芸術大学で教鞭を執られています。本校にはこれまでも進路の講演でお越しいただいています。
今日の講演では、受験生であるわが子に対して、家庭でどのような支援をすればよいかをご教示いただきました。受験生に対しては「日常的な聞き役」「助言」「世界を広げる手伝い」「先回りしすぎない、壁にもなる」「大人がチーム」といったことばが支援のキーワードとなっていました。一緒にしてくれる人、見守ってくれる人、「応援団」になっていることなどが支援される生徒に必要であることをお話ししてくださいました。
また、学費の件では、私立大学によっては、回生が進むにしたがって学部などによっては授業料が上昇することがあるとのことで、在籍期間全体で必要な総額を知っておくことが大切であることも、アドバイスいただきました。講演後も参加者から個別のご質問に丁寧にお答えいただくなど、とても有意義な講演会でした。特に会の締めくくりで「何を学んだか」よりも「どう学んだか」「どう学び方を身につけたか」が大切であると述べられたことが印象的でした。そのことは、この立場になって実感できることであり、本校の教育が目指すところそのものです。
今後、本校でもこのような講演会を実施してまいります。大学の状況も毎年、変化していますので、保護者の皆様には最新の情報を入手していただき、ご家庭においても現状に即した支援をお願いします。
育友会役員の皆様、企画、準備、そして当日の運営に至るまで、ご尽力くださりありがとうございました。