
新型コロナ感染症が三たび感染拡大する中、11/13(金)、本校の「全校集会」が様変わりしました。大講義棟での集会の様子を各HR教室にも同時配信するようにしたのです。4月以降、放送室からの「音声だけの配信集会」、9月には年次集会に校長が出向いての「分散型集会」を実施してきました。上段左の写真のとおり、動画と音声を同時配信するシステムを導入し、兵庫県「学びのイノベーション事業」で整備したWifi装置を経由して、各教室に設置している「短焦点プロジェクター」や「モニター」に配信可能となりました。1年次分の人数に限定されますが、生徒の姿を目にしながら全校生に一斉に話ができるようになり、心から嬉しく思います。
当日は、2年次が大講義棟で、1年次、3年次は各HR教室で「全校集会」に参加しました。「全校集会」では、私から、11月15日(日)の創立記念日に際して、本校の開校前年度に教育委員会の職員として開校準備に関わることができたことについて生徒に話をしました。本校開校の前年度の冬に開催された「現地説明会」で、工事中の本校校舎に中学生や保護者の方々に見学していただいたことや、当時開校準備を担当していた方々からお聞きしていた新設校への思いについて話をするとともに、これまでの卒業生が積み上げてこられた本校の学習環境を次の世代に引き継げるようみんなで協力していこうと伝えました。
話の最後には、今回の「オンライン全校集会」とからめて、「実現できないだろう」と思っていたことができるようになったこと、例えば、臨時休校中のNetCommonsを中心としたICTのハイブリッド活用、学習教材の動画配信、そして、今回の「オンライン全校集会」など、「生徒のために」という先生方の思いがこのような形に繋がった、つまり「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」が大切であることで締めくくりました。
今後もこのシステムをさらに改善して双方向で使用できるよう、もうワンステップ改善に挑戦してみたいと思います。
「全校集会」では校長講話のあと、表彰式を行いました。生徒の取り組んだ成果を全校生に披露する機会も、今回のシステムの稼働で現実のものとなりました。しばらくはこのシステムを活用してこのような形式の集会が続けたいと思います。