



12月3日(木)、本校で丹有地区保健部長会を開催しました。丹波市、丹波篠山市、三田市の県立学校の保健部長の方を対象に、毎年開催しているものです。今年度は「不登校傾向にある生徒への対応」というテーマで、兵庫県立神出学園の主任専門指導員の方を講師にお招きし研修をしました。神出学園は1994年10月に本県が設置した公立の宿泊型フリースクールです。中学校を卒業した県内在住の23歳未満の方で、不登校等によって進路発見が困難な状況にありながらも、自分の生き方や進路を見つけたいという意欲を持ち、体験活動や寮での共同生活ができる人を対象にしている施設で、多彩な体験プログラムや自然や人とのふれあいを通して元気回復を目指しています。
研修では、高校での不登校生徒数が年間約5万人(令和元年度文部科学省調査)と言われる昨今、不登校傾向の生徒への声かけのポイントを、ロールプレイを通して体感したり、神出学園での取り組みについて紹介していただきました。また、「傾聴」することを基本に「受容」、「共感的態度」を大切にすることとともに、相談する生徒との信頼関係を築くことの大切さを改めてご教示くださいました。
保健部長の先生方は、新型コロナ感染症対策の要として各校で対応されており、その労に改めて敬意を表します。今後も学校間での連携を深め、喫緊の課題解決に向けて取り組んでいきたいと思います。