2021年01月19日

PBG.76 【SSH・探究】1年次「自然科学の誘い(いざない)」  by 校長

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 今朝の本校のグランドの様子です。一面雪に覆われ気温も車中の温度計によれば外気温は零下でした。学校付近の車道にもうっすら雪が積もっていましたが、生徒は何とか登校しており、授業も通常どおり実施しています。時間を追うごとに雪解けが進んでいますので、下校時には雪の影響はなくなるものと思われます。

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 1月16日、3年次は今日、明日の両日、大学入学共通テストに臨んでいます。1年次は、「自然科学の誘い」に参加しています。この「科目」は1年次の選択科目1単位で開講しており、ひとはくなどの教育施設や大学などで授業をしています。今日は、「スマスイ」こと神戸市立須磨水族園の吉田裕之前園長を講師としてお迎えして、11月に須磨海岸で実施した環境活動について総括をしていただきました。

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 生徒は、11月に須磨海岸の砂を採取しその中に含まれるプラスティックごみについて、班ごとに分析していました。今日の講義では、須磨海岸の構造、そこにゴミが溜まる原因、プラスティックごみによる魚、鳥や人間への健康被害について説明を受けました。そして、最後に私たちが取り組まなければならないこととして、@速やかな科学的対策の実施 A元を断つ B環境問題は総力戦 の3つを提言されました。

 その後、参加生徒の2グループから、11月での採集活動の分析・考察の発表、本校の先生から、SDGsを踏まえた環境問題の現状について、動画を使って講義がありました。特に、生徒と同年代による環境活動への取り組みや地球温暖化などの環境問題の実態に関する動画への関心が高く、参加者全員が食い入るように視聴していました。これまでの一連の授業を受講して何を感じ、どのような探究活動に展開するのか、関心をもって見守っていきたいと思います。

 様々な社会問題について現実を直視し、これまでの先行研究をもとに進めていくこれからの探究活動は、単なる学習の域を超えて、社会貢献の域に達する研究、学校での学習や様々な媒体による情報をもとにした研究発表から、社会への提案、提言につながる研究していくことが必要です。講師の吉田先生、担当の先生方、お疲れさまでした。




posted by 三田祥雲館 at 12:20 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ
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