


1月31日(日)午後、「三田市高校生議会」が開催され、三田市内の高校や特別支援学校に在籍している6校12名の生徒が「高校生議員」として出席しました。本校からも2年次2名が出席し地域課題等に関して市議会の「一般質問」のように質問することを体験し、市政への参画や将来のまちづくりを考える機会を得ることができました。
この「高校生議会」は、選挙権年齢が18歳に引き下げられた2016年から開催され、今回で6回目です。例年ならば三田市の市議会議場で行われるところ、新型コロナ感染症の感染防止のため、市役所、議場や学校をオンラインで結びその模様は動画投稿サイト「YouTube」で配信されました。
議長を北摂三田高等学校の生徒が務め、市立ひまわり特別支援学校と、三田西陵、北摂三田、有馬、本校、三田学園各高校の順に、議長の指名により質問し、市長、副市長、教育長、担当部長など、市当局が答弁するとスタイルで、市議会本番さながらに議事が進行しました。議長、副議長も同席されておられました。
「高校生議員」からの質問は、「三田市の魅力を発信する仕組みづくり」、「ごみの不法投棄を防ぐ方策」「性の多様性など人権を守る条例の制定」など、分野も広範囲となり、本校生も「女性の社会進出が少なく、男性の家事・育児環境を整備し、三田イクボス宣言が推進できるようにしてほしい」「若者の投票率を上げるため、小中学校からの主権者教育が必要ではないか」といった喫緊の課題について根拠をもとに、パワーポイント等でわかりやすく内容を取りまとめ、8分の持ち時間を有効に使っていました。さすが、祥雲生、探究で培った力が大いに発揮できていました。
市当局の方々は、「議員」からの質問、再質問に対しても、丁寧に答弁されておられました。今議会での意見、提言が一つでも多く市の政策に反映されれば、高校生の市政への参画意識も向上するものと考えています。コロナ禍にもかかわらず、このような機会を提供していただいた、三田市の関係者の皆様に心から感謝申し上げます。