2月27日、いよいよ卒業式の日を迎えました。今年度は、開式に先立ち、皆勤賞や祥雲賞の表彰を行い、引き続き卒業証書授与式を挙行しました。第1報はすでにブログで紹介しましたが、ここでは式だけでなく、これまで本校でなかったと思われることに触れてみたいと思います。
まず、卒業生の代表が「新型コロナ対策等、例年以上にお世話になった先生方に感謝を述べたい」ということで、卒業式当日の朝、職員打ち合わせの前に、職員室で各クラス代表から、一人ひとり、心のこもった挨拶をいただきました。挨拶を聞きながら、卒業生が普段の学校生活の中で、私たち教職員を見ていてくれていたんだなあと、改めて認識し感激しました。退室後、このような卒業生に遭遇できたことに感謝するとともに、いい卒業式となるよう改めて先生方に話をしました。
当日はお日柄もよく穏やかな朝を迎えました。定時通り登校した卒業生が大講義棟で集まっている間にも、本会場となる体育館やサブ会場の大講義棟周辺では、式場の最後の打ち合わせや受付を行っています。今回の卒業式では、感染予防対策を取りながら、多くの保護者や在校生に卒業生の晴れ姿を見てほしいとの思いから、オンラインで大講義棟や2年次のHR教室に配信するよう、カメラを3台設置して中継するとともに、受付では来場者の体温チェックを行いました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございます。卒業生の準備も整い、9時55分、入場開始しました。

10時から、開式に先立ち、皆勤賞、祥雲賞の表彰を行い引き続き、卒業証書授与式を挙行しました。新型コロナ感染症に配慮し、国歌はピアノ演奏、校歌は卒業生の歌声を吹き込んだピアノ演奏のみとしました。どちらも残念ながら歌唱できず、来賓のご臨席も見合わせました。そのような状況でしたが、引き締まった雰囲気の中で、大変な1年を乗り越えてきた生徒一人一人の凛々しい姿が目に焼き付きました。
式辞では、「つながり」を大切にするとともに、自己研鑽を積み、持続可能な社会に貢献できる人材に育つよう期待したい、先行き不透明な時代に模範解答はなく、よりベターな解決方策を見出し実行する力を身に付けていくことが必要である旨、話をしました。
これから、国公立大学前期試験の結果を見ながら、中期、後期試験等に臨む生徒もいます。最後まで乗り切ってほしいと願っています。
卒業生の皆さん、これからの人生に幸あれ!