2021年04月01日

PBG.84 新学期もいよいよ間近に・・・新たな歴史の1ページが始まる  by 校長

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 このところ、連日暖かい日も続き、校内のあちらこちらでさくらが咲き始め、新学期が待ち遠しくなりました。グラウンドや体育館では、部活動が行われている一方、生徒会館や図書館では、部活動の終わった生徒などが、わずかな時間を惜しんで、宿題や自主学習に取り組んでいます。先生方は、新年度の準備を着々と進めているところで、4月が待ち遠しい感じがしています。

 さて、「校長ブログ」も今日で終わりです。昨年4月からの臨時休校中、学校の様子を保護者の方にダイレクトにお伝えしたいと、校長がブログを始め、今日まで84回投稿することができました。当初の目標、100回には届きませんでしたが、本校生徒や保護者の方から「時々見ていますよ」とお声をかけていただき、その嬉しい声に応えたく今日まで続けることができました。

 日々真摯に臨む生徒と、その生徒を指導、支援する先生方、そして、安全・安心を第一に、広大な施設管理を行う事務室の職員、花壇整美ボランティアや里山整美、生花を飾ってくださる、育友会、特別非常勤講師、茶道、華道の先生方など、多くの方々の本校の良さを伝え、「頑張る」姿をぜひ知っていただきたかったのが目的でした。今日も、図書館1階にある自習室を訪問すると、受験勉強等で使用していた今年の卒業生(17回生)に変わって、新3年次生(18回生)、新2年次生(19回生)が先輩の取り組みを受け継ぐかのように、黙々と自主学習に取り組んでおり、生徒会館など屋外でもグループで学習する生徒の様子が窺えました。このように先輩のよき取り組みを後輩が継承していく姿こそが本校生の素晴らしいところです。

 今年3月に卒業した17回生は、コロナ禍の中、自分の志望を実現しようと、一人ひとりが最後の最後まで本当に健闘してきました。在校生の保護者の方には、進路対策のための懇談会等でご説明する機会もあると思います。ぜひとも参加くださり、ご家庭での取り組みの参考にしていただき、私たちとともに、生徒の進路希望の実現を支援していきたいと思います。

 これからも本校は新たな取り組みに挑戦し、ますます魅力ある学校に進化していきます。4月からも本校の様子はブログ等で引き続きお伝えしてまいります。今後とも本校の教育活動にご支援賜りますようよろしくお願いします。
 1年間、校長ブログをご覧くださり、ありがとうございました。
posted by 三田祥雲館 at 01:47 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年03月05日

PBG.83 「卒業式、その裏側で・・・。」皆勤賞及び祥雲賞表彰   by 校長

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 2月27日、いよいよ卒業式の日を迎えました。今年度は、開式に先立ち、皆勤賞や祥雲賞の表彰を行い、引き続き卒業証書授与式を挙行しました。第1報はすでにブログで紹介しましたが、ここでは式だけでなく、これまで本校でなかったと思われることに触れてみたいと思います。
 まず、卒業生の代表が「新型コロナ対策等、例年以上にお世話になった先生方に感謝を述べたい」ということで、卒業式当日の朝、職員打ち合わせの前に、職員室で各クラス代表から、一人ひとり、心のこもった挨拶をいただきました。挨拶を聞きながら、卒業生が普段の学校生活の中で、私たち教職員を見ていてくれていたんだなあと、改めて認識し感激しました。退室後、このような卒業生に遭遇できたことに感謝するとともに、いい卒業式となるよう改めて先生方に話をしました。

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 当日はお日柄もよく穏やかな朝を迎えました。定時通り登校した卒業生が大講義棟で集まっている間にも、本会場となる体育館やサブ会場の大講義棟周辺では、式場の最後の打ち合わせや受付を行っています。今回の卒業式では、感染予防対策を取りながら、多くの保護者や在校生に卒業生の晴れ姿を見てほしいとの思いから、オンラインで大講義棟や2年次のHR教室に配信するよう、カメラを3台設置して中継するとともに、受付では来場者の体温チェックを行いました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございます。卒業生の準備も整い、955分、入場開始しました。

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 10時から、開式に先立ち、皆勤賞、祥雲賞の表彰を行い引き続き、卒業証書授与式を挙行しました。新型コロナ感染症に配慮し、国歌はピアノ演奏、校歌は卒業生の歌声を吹き込んだピアノ演奏のみとしました。どちらも残念ながら歌唱できず、来賓のご臨席も見合わせました。そのような状況でしたが、引き締まった雰囲気の中で、大変な1年を乗り越えてきた生徒一人一人の凛々しい姿が目に焼き付きました。

 式辞では、「つながり」を大切にするとともに、自己研鑽を積み、持続可能な社会に貢献できる人材に育つよう期待したい、先行き不透明な時代に模範解答はなく、よりベターな解決方策を見出し実行する力を身に付けていくことが必要である旨、話をしました。

 これから、国公立大学前期試験の結果を見ながら、中期、後期試験等に臨む生徒もいます。最後まで乗り切ってほしいと願っています。

 卒業生の皆さん、これからの人生に幸あれ!
posted by 三田祥雲館 at 04:49 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年03月04日

PBG.82 卒業式予行&卒業記念品除幕式   by 校長

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 2月26日午前、翌日挙行する卒業式の予行及び表彰式、記念品贈呈式、及び同窓会入会式を行いました。今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため、本会場となる体育館には卒業生、在校生代表と保護者、教職員に限定して入場することとしました。また、大講義棟には保護者の方が、各HR教室で在校生がそれぞれリモートで参加できるよう、カメラ3台を設置し舞台裏でスイッチできるようにし、体育館から即時配信しました。できるだけ多くの方が参加できるよう、また、先輩の「後ろ姿」を後輩に伝えるために、限られた資源をフル活用しています。毎回、進化しているリモート配信技術に取り組む先生方には、頭が下がります。ありがとうございます。

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 表彰式、卒業生から学校への記念品贈呈、在校生、育友会からの記念品贈呈のあと、同窓会入会式を実施しました。例年実施している皆勤賞、祥雲賞の受賞表彰は、明日の卒業式当日に延期しました。

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 午後からは、卒業生からの記念品除幕式を実施しました。玄関前にある「校訓碑」の横に、新たに「校歌碑」をいただきました、御影石のなかに校歌が刻まれた大理石を埋め込んだもので、重厚感があります。除幕にあたっては、校長や年次主任、副主任の先生が、卒業生代表とともに幕を開けました。これで、本校にまた新たな見どころが出来ました。本校にお越しの節は歌碑をぜひごらんください。


posted by 三田祥雲館 at 12:00 | 兵庫 | Comment(0) | 校長ブログ

2021年02月15日

PBG.81 1年次「ようこそ先輩」  by 校長

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 本校朝の気温は零下2℃でした。校内のあちらこちらで凍結箇所が見られ、この時期の本校の光景の1つです。爽快な空は、そんな厳しい寒さを紛らわしてくれます。祥雲館の冬は、気が引き締まるような寒さで1日が始まります。本校から関学キャンパスを見ると、その先には雲海のように雲が広がっています。これも本校ならではの朝の光景で、神秘的な雰囲気を味わうことができます。

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 2月10()、1年次は、3時間目、2年次で履修する「SS探究U」の講座選択の説明を受け、4時間目には、本校卒業生を招いて「ようこそ先輩」を実施しました。15名がゲストとしてオンラインあるいは録画で出演し、在籍している大学や学部、大学生活や高校時代の過ごし方などについて、希望する大学あるいは学部に分かれて懇談会形式で行いました。1年次生徒の代表がそれぞれの班で司会進行をつとめ、卒業生からの説明を受けて生徒からは「大学選びの基準は?」「大学での学習方法は?」「高校時代の受験勉強のこつは?」などの質問が出て、卒業生が丁寧に答えていました。限られた時間でしたが、生徒の求めている情報がたくさん得られたことと思います。

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 1年次生とはいえ、高校卒業後の自分を見据えてこの会に臨んでいたことでしょう。本校の3年間は毎日が充実していて、あっという間に過ぎてしまいます。現在の1年次は文系、理系の選択生徒数がほぼ半数ずつとのことで、3年次同様、理系の選択者数が増えています。これもSSH効果ですね。大学選択だけでなく、その先を見据えて自らの今後を考えてほしいと思います。卒業生の皆さん、ありがとうございました。
posted by 三田祥雲館 at 18:09 | 兵庫 ☔ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年02月04日

PBG.80 全校集会2月  by 校長

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 2月1日、今日は天気も良く寒さも一息ついたところです。最近は本校の建物をどんなアングルで撮影するのがよいのか、頭をひねりながら楽しんでいます。ちなみに上の4枚は本校のどの位置からの撮影か、わかりますか? 今日のような天気だと青空を背景に、建物がぐんと引き立ちます。

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 さて、今日は全校集会を実施しました。全校集会も残すところあと1回となりました。現在、緊急事態宣言発令中ということで、大講義棟には、新たに就任する生徒会常任委員等3名と関係の先生方のみの入室とし、1、2年次の生徒は各ホームルーム教室でオンラインにより参加しました。3年次は1月28日から自宅学習期間となり、私大入試、国公立大前期試験準備に臨んでいます。3年次の不在はぽっかり空いた穴のようで、その存在の大きさが改めて感じられます。

 今日の全校集会では、「来年度1年の計は0学期にあり」ということで、1月から3月までの期間(0学期)の過ごし方について話をしました。4月からの新しい年次での生活に向けて、自分のこれまでを振り返り、次の年次を充実したものにするためにどうすればよいかを考えて実行準備をする期間にしてほしいと思います。学校では、進路ガイダンス部や年次が中心となって、「ブリッジ期間」として、面談や学力チェック等を行っています。

 集会では、普段の生徒の様子を見ながら、ぜひ心掛けてほしいことを3点述べました。
  @受け身から主体的な活動への転換(「させられる」から「する」への転換)
  A思いがけない社会の変化に柔軟に対応すること
  B前例にとらわれない発想力、創造力を培うこと
 最後に、新型コロナ感染予防に「チーム祥雲館」として全員で引き続き取り組んでいこうと確認しました。感染予防に努めるとともに、万一感染した時には、安心して治療に専念できる雰囲気づくりを校内で大切にする旨を伝えました。

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 校長からの話のあと、生徒会常任委員の認証式をしました。1年次生徒2名が新たに常任委員として加わり、過日、認証状を手渡しました。二人からは躍動感が感じられ、生徒会執行部の活動がより活発になるものと期待しています。

posted by 三田祥雲館 at 19:18 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.79 「三田市高校生議会」参加  by 校長

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(一部、三田市から写真提供)

 1月31日(日)午後、「三田市高校生議会」が開催され、三田市内の高校や特別支援学校に在籍している6校12名の生徒が「高校生議員」として出席しました。本校からも2年次2名が出席し地域課題等に関して市議会の「一般質問」のように質問することを体験し、市政への参画や将来のまちづくりを考える機会を得ることができました。

 この「高校生議会」は、選挙権年齢が18歳に引き下げられた2016年から開催され、今回で6回目です。例年ならば三田市の市議会議場で行われるところ、新型コロナ感染症の感染防止のため、市役所、議場や学校をオンラインで結びその模様は動画投稿サイト「YouTube」で配信されました。

 議長を北摂三田高等学校の生徒が務め、市立ひまわり特別支援学校と、三田西陵、北摂三田、有馬、本校、三田学園各高校の順に、議長の指名により質問し、市長、副市長、教育長、担当部長など、市当局が答弁するとスタイルで、市議会本番さながらに議事が進行しました。議長、副議長も同席されておられました。

 「高校生議員」からの質問は、「三田市の魅力を発信する仕組みづくり」、「ごみの不法投棄を防ぐ方策」「性の多様性など人権を守る条例の制定」など、分野も広範囲となり、本校生も「女性の社会進出が少なく、男性の家事・育児環境を整備し、三田イクボス宣言が推進できるようにしてほしい」「若者の投票率を上げるため、小中学校からの主権者教育が必要ではないか」といった喫緊の課題について根拠をもとに、パワーポイント等でわかりやすく内容を取りまとめ、8分の持ち時間を有効に使っていました。さすが、祥雲生、探究で培った力が大いに発揮できていました。

 市当局の方々は、「議員」からの質問、再質問に対しても、丁寧に答弁されておられました。今議会での意見、提言が一つでも多く市の政策に反映されれば、高校生の市政への参画意識も向上するものと考えています。コロナ禍にもかかわらず、このような機会を提供していただいた、三田市の関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

posted by 三田祥雲館 at 18:53 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年01月29日

PBG.78 【SSH・探究】「ひょうご高校生 環境・未来リーダー育成プロジェクト」での発表  by 校長

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 1月23日(土)兵庫県が主催する「ひょうご高校生 環境未来リーダー育成プロジェクト」が神戸市で行われ、本校2年次4名が参加し発表しました。この事業は地球温暖化に係る様々な問題の解決策を他の高校生とともに検討し提案することを目的としています。県下の高校の1,2年37名が集まり、昨年10月からこれまで4回、3日間、社会で活躍する専門家(企業の方、起業家等)の講義を受けたり、生徒同士の協議を経て、今日の発表会に臨んでいます。

 「環境教育」「自治体の取組発信」「環境ビジネス」「環境行動の仕掛けづくり」など、率先した行動計画、改善策や新たなビジネスモデルの提案など、現状を踏まえ具体的な新たな提案が続々となされていました。県からは、環境部長や局長、県教育長も出席し7つのグループの提案に聞き入っていました。

 今回のプロジェクトでは、学校や居住地が異なる高校生が一同に会し、様々なアイディアを生み出せたことが良かったと思いました。一人では解決困難なことも人と人とがつながることで、解決への糸口になることが実感できたと思います。

 Think Globally, Act Locally.のことば通り、今後も、本県のこれからを担う若い高校生が持続可能な社会づくりに向けて、人と人とのつながりを大切に具体的な行動に繋げてほしいと思います。本校生徒がこのプロジェクトでの経験を自らの探究活動でどう活かすか楽しみです。本校の先生もプロジェクトのコーディネーターとして参加していました。皆さんお疲れ様でした。
posted by 三田祥雲館 at 14:27 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年01月26日

PBG.77 「剛毅果断(ごうきかだん)」・・・この時期の過ごし方  by 校長

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  二十四節気の大寒を過ぎ、朝、学校に着いて車から降りると、マンションの合間から溢れる「木漏れ日」が自らの気持ちを穏やかにしてくれます。これも「祥雲館」だからこそ味わえる光景です。自然の中で生かされている、「自然の恵み」に心から感謝しています。本校での朝は零下が続き底冷えしていますが、日中は寒さが少し和らいだ感があります。後期も後半が始まり残すところ2か月となりました。

 「剛毅果断(ごうきかだん)」ということばをご存じでしょうか。・・・意志がしっかりとしていて、思い切って事を行うこと。後期後半の今、全校生にこのことばが必要な時期を迎えています。

 3年次生徒の多くは、1月16日()、17日()の第1回大学入学共通テストを終え、私大入試、国公立大二次試験に向けて引き続き取り組んでいます。今日(22日)も、早朝から教室や自習室で、使い古した参考書や問題集を片手に準備を進めている生徒を目にしています。進路ガイダンス部や3年次の先生方も、生徒の共通テストの自己採点をもとにデータ分析をし、23日(土)からの三者面談の準備に余念のないところです。

 「過去を振り返って後悔せず。先を見て焦らず。今を確実に過ごす。」

 三者面談後、自らが「剛毅果断」するとともに、生活にメリハリをつけこの時期を乗り切ることを願っています。毎日が大人への著しい成長の過程であることを自覚し、学習し続けるとともに、自分が得た知識をどのように答案で表現するか、過去問等を使ってInputOutputを繰り返しトレーニングしていくことが必要です。また、受験の合間のわずかな時間をうまく気分転換につなげることもモチベーションを保ち続けるのにとても大切です。

 今の私は仕事多忙で時間がないときこそ、ウォーキングや好きなコーヒーやお茶を飲みながら、その時の気分にあった音楽を聴くようにしています。高校生だった当時は「電車大好き高校生」でしたので、2月の「私立大学受験シリーズ」では、行きと帰りの電車をわざと変え、電車の乗り心地や車窓の違いを楽しんだり、と、この時期のモチベーション保持を努めていました。いい時もあれば不調に終わるときもあり。仮に不調で終わっても落ち込んでいる暇がないのが大学受験です。健康第一で、一喜一憂することなく自分にあった時間を過ごしてほしいと思います。

 1、2年次の生徒はそのような3年次生の背中が見えているのでしょうか。本校ではこの時期を「0学期」と位置付け、新年度に向けて「ブリッジ面談」を実施するなど、それぞれの将来を改めて考える貴重な時期です。2月、3月には高校入試があり、4月には200名の後輩が入学してきます。将来の自分を考え、4月からどのような高校生活を過ごしていくのか謙虚に考え、「剛毅果断」して取り組んでいくことをお勧めします。

 "Where there is a will, there is a way." 意志あるところにこそ道は開けます。意志のある人にこそ道が開けるのです。後期の登校日は残すところ約30日、春はすぐそこまで来ています。

posted by 三田祥雲館 at 13:36 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年01月19日

PBG.76 【SSH・探究】1年次「自然科学の誘い(いざない)」  by 校長

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 今朝の本校のグランドの様子です。一面雪に覆われ気温も車中の温度計によれば外気温は零下でした。学校付近の車道にもうっすら雪が積もっていましたが、生徒は何とか登校しており、授業も通常どおり実施しています。時間を追うごとに雪解けが進んでいますので、下校時には雪の影響はなくなるものと思われます。

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 1月16日、3年次は今日、明日の両日、大学入学共通テストに臨んでいます。1年次は、「自然科学の誘い」に参加しています。この「科目」は1年次の選択科目1単位で開講しており、ひとはくなどの教育施設や大学などで授業をしています。今日は、「スマスイ」こと神戸市立須磨水族園の吉田裕之前園長を講師としてお迎えして、11月に須磨海岸で実施した環境活動について総括をしていただきました。

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 生徒は、11月に須磨海岸の砂を採取しその中に含まれるプラスティックごみについて、班ごとに分析していました。今日の講義では、須磨海岸の構造、そこにゴミが溜まる原因、プラスティックごみによる魚、鳥や人間への健康被害について説明を受けました。そして、最後に私たちが取り組まなければならないこととして、@速やかな科学的対策の実施 A元を断つ B環境問題は総力戦 の3つを提言されました。

 その後、参加生徒の2グループから、11月での採集活動の分析・考察の発表、本校の先生から、SDGsを踏まえた環境問題の現状について、動画を使って講義がありました。特に、生徒と同年代による環境活動への取り組みや地球温暖化などの環境問題の実態に関する動画への関心が高く、参加者全員が食い入るように視聴していました。これまでの一連の授業を受講して何を感じ、どのような探究活動に展開するのか、関心をもって見守っていきたいと思います。

 様々な社会問題について現実を直視し、これまでの先行研究をもとに進めていくこれからの探究活動は、単なる学習の域を超えて、社会貢献の域に達する研究、学校での学習や様々な媒体による情報をもとにした研究発表から、社会への提案、提言につながる研究していくことが必要です。講師の吉田先生、担当の先生方、お疲れさまでした。


posted by 三田祥雲館 at 12:20 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2021年01月18日

PBG.75 3年次共通テスト直前の1週間  by 校長

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 新年初の校長ブログです。後期再開直前の1月7日には暴風雪警報が発令されましたが、本校は強風が一時的に吹いていたものの大きな影響を受けることはありませんでした。連休明けの1月12日には、ご覧のとおり校内一面、雪に覆われ久しぶりに底冷えする1日でした。翌日は、一転朝日がまぶしい一日でしたが、道路や学校に隣接する池で凍結などがありましたが、学校は通常通りでした。

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 校内を歩いていると、雪解けの中、昨日手作りした雪だるまが所々に解けずに残っていて、ほのぼのさを感じました。もちろん、使用教室では暖房を入れつつも換気をするなど、新型コロナ対策は行われています。週末には、本県も緊急事態宣言が発令されましたので、感染予防により一層注意しなければならない毎日が続きます。1月16日、17日は、いよいよ「第1回大学入学共通テスト」です。今年度は誰もが経験をしなかった1年となりましたが、3年次17回生一人ひとりは、今日の日まで努力に努力を重ねてきたことと思います。どうか、ベストコンディションで試験に臨んでほしいと願っています。共通テスト後も、自己採点と国公立2次対策、私大対策に入ります。これからも「チーム祥雲館」一丸となって、感染防止に取り組みこの時期を乗り切りたいと思います。

posted by 三田祥雲館 at 20:23 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.74 冬の祥雲館のある日・・・「祥雲館プレ共通テスト」「中国語講座」  by 校長

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 本校で2回目の冬を過ごしています。齢のせいか、朝の寒さが身体にこたえるようになりました。出勤時、自宅を出るときには夜明けの雰囲気を感じ、学校に着けば、ご覧のとおり学校から東に見えるマンションの合間から朝日を浴びて、さわやかな気持ちで学び舎に入っています。校長室に入るや否や、全開にした窓から心地よい空気が「待ってました」と言わんばかりに一気に入り込み、気持ちが引き締まります。校内を回るとこの時期霜が降りている箇所が随所にありますが、そんな中、部活動での早朝練習や図書館、教室での早朝学習に勤しむ生徒がいます。決して気負うことなく、こつこつと「練習」「準備」に打ち込む姿に感心するばかりです。

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 3年次にとって、本校での学校生活もわずかになり、授業も大詰めとなっています。その一つ、「中国語講座」では、今年度から本校講師としてお越しいただいている先生のご紹介で、馬頭琴奏者として活躍されている春蘭さんをお招きし、出身地である内モンゴル自治区の文化や生活習慣を紹介していただいた後、モンゴルの伝統的な楽器とも言われる馬頭琴による演奏で大陸に広がる草原の雰囲気を味わいました。

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 大学入学共通テストまで1か月を切りました。本番1か月前の1217()18()の両日、本校で祥雲館プレ共通テストを開催しました。大講義棟を会場とし、単に問題を解くだけでなく当日の気温や会場での過ごし方など、入試本番の状況がイメージできるように工夫して実施しました。年明け1月の共通テスト後には、私立大学の一般入試や国公立大学の二次試験等も始まります。これから大学受験に臨む3年次生、健康に留意して実力が発揮できるよう精一杯支援していきます。

posted by 三田祥雲館 at 20:08 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年12月25日

PBG.73 「大学入学共通テスト」事前説明会   by 校長

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 本校の朝は零下の気温が続き底冷えしています。12月も残すところわずか。3年次生徒にとって大学入学共通テストの実施まで残り1か月を切りました。12月23日、3年次生徒を対象に、ロングホームルームの時間を使って、進路ガイダンス部から大学入学共通テストの受験の心得について話をしました。共通テストの前日までに用意するもの、当日の行動、特に気を付けておかなければならないことをきめ細かく話しました。

 テスト当日、必要以上に緊張することのないよう、自らのモチベーションが普段通り保てるよう、これからの生活の在り方は大切です。明日が終われば、冬休みになりますが、学校の時と同様、共通テストの当日を意識してリズムを崩さずに生活することが肝心です。昨日は、本県のコロナ感染者数が過去最高となり、まだまだ油断はできないですが、基本的な生活スタイルを継続していくことが大切です。

 この冬、感染症対策に万全を期して、健康第一にこの時期を乗り越えてくれることを切に願うばかりです。

posted by 三田祥雲館 at 01:26 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.72 丹有地区保健部長会 開催   by 校長

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 12月3日()、本校で丹有地区保健部長会を開催しました。丹波市、丹波篠山市、三田市の県立学校の保健部長の方を対象に、毎年開催しているものです。今年度は「不登校傾向にある生徒への対応」というテーマで、兵庫県立神出学園の主任専門指導員の方を講師にお招きし研修をしました。神出学園は1994年10月に本県が設置した公立の宿泊型フリースクールです。中学校を卒業した県内在住の23歳未満の方で、不登校等によって進路発見が困難な状況にありながらも、自分の生き方や進路を見つけたいという意欲を持ち、体験活動や寮での共同生活ができる人を対象にしている施設で、多彩な体験プログラムや自然や人とのふれあいを通して元気回復を目指しています。

 研修では、高校での不登校生徒数が年間約5万人(令和元年度文部科学省調査)と言われる昨今、不登校傾向の生徒への声かけのポイントを、ロールプレイを通して体感したり、神出学園での取り組みについて紹介していただきました。また、「傾聴」することを基本に「受容」、「共感的態度」を大切にすることとともに、相談する生徒との信頼関係を築くことの大切さを改めてご教示くださいました。

 保健部長の先生方は、新型コロナ感染症対策の要として各校で対応されており、その労に改めて敬意を表します。今後も学校間での連携を深め、喫緊の課題解決に向けて取り組んでいきたいと思います。

posted by 三田祥雲館 at 01:02 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年12月24日

PBG.71 【SSH・探究】SS探究T「プレ探究発表会」   by 校長

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 11/25(水)午前、SS探究Tでの研究成果を披露する「プレ探究発表会」を実施しました。この発表会は、関西学院大学フェローの高畑由紀夫先生を講師にお招きし、SDGsの17ゴールの中から6ゴールを選び、各ゴールにまつわるテーマについて調査研究を行い、発表後、大学の先生から指導助言をいただくものです。今年度は、新型コロナ感染症の影響を受け、実質的な研究期間は6月中旬からの4か月でした。しかしながら、生徒は先生方の指導を受けながらICT機器を効果的に活用しポスター発表できるところまで進めてきました。

 本番での発表に先立ち、前週の11/18(水)の授業「講座内発表会」で「ゴール」ごとで予選を行いましたが、どの発表もデータをもとに資料が作成され、中には原稿なしで自分のことばで発表していたチームもありました。昨年度より短期間で準備を進めてきましたが、生徒の真摯な取り組みに感心させられ、われわれ指導者側にとって、来年度の授業改善につながるヒントを得ることができました。

 チームごとに、発表を聴いた生徒から質問を受け付けました。調査した様子や結果のエビデンス(根拠)など想定外の鋭い質問に対して、発表生徒が落ち着いて回答するなど、生徒相互で質の高いやりとりがなされ、予定の時間を超過するほど有意義な時間を過ごしました。

 この発表会を終えて、これから「SS探究U」での課題研究に向けて準備を進めていきます。2年後の「祥雲探究祭」では19回生がどのようなテーマでどのような研究が展開できるか、とても楽しみです。元気がありパワーを感じ意欲的な生徒のこれからに期待したいと思います。

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2020年11月26日

PBG.70 【SSH・探究】関西学院大学 SCI-TECH RESEARCH FORUM 2020 参加   by 校長

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 11/21(土)、関西学院大学主催のSCI-TECH RESEARCH FORUM 2020 に参加しました。昨年度は、本校近くの同大学神戸三田キャンパスを会場に、16高校から43のテーマのポスター発表と同大学の大学生や大学院生による発表があり、それぞれのポスター発表に理工学部の教授等による指導助言が受けられます。本校では、他の大学でも同様の発表会が開催されており、生徒の希望によりこのような発表会に参加し、現在「SS探究U」の授業で取り組んでいる自らの研究の質の向上につなげることができる貴重な機会の1つととらえています。これは、本校の「高大連携」の一環です。

 今年度のフォーラムは、ZOOMミーティングによる「オンライン開催」となりましたが、神戸、宝塚北、明石北、加古川東などの本県のSSH実施校や堀川(京都)、七尾(石川)が参加しています。本校からも「SS探究U」で研究している2年次生徒のうち、5グループが、本校のSRルームや情報教室1、2で参加しました。

 当日、午前には、本校の「SS探究」の授業でご指導していただいている、関西学院大学の巳波(みわ)理工学部教授による「トピック講演」と同大学学生による発表がありました。本校生徒は各教室で自分の興味のあるテーマの研究発表を聞いたり、午後からの自分たちの発表準備に取り組んでいました。

 午後からは、「高校生による発表」で、本校からは、「情報」、「化学」、「物理」、「生物」の各分野から5つのテーマについて発表しました。テーマごとに、発表後、大学の先生方から質問やアドバイスがあり、今後、それぞれの研究にさらに質の向上が図れることと思います。生徒の研究もまだ道半ばですが、日々の取り組みを大切にさらに研究が深まっていくことを期待しています。

 来年度の「祥雲探究祭」での発表を楽しみにしています。
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PBG.69 第2回オープンハイスクール  by 校長

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 11月15() 午前、第2回オープンハイスクールを開催しました。新型コロナ感染症対策を講じ、参加者には体温チェックやマスク着用をお願いしました。今回は、本校での取り組みを説明するとともに、校内の様々な施設の案内や実際の授業の様子を見学していただきました。

 体育館では、放送部、生徒会執行部が中心に学校説明、探究活動による研究発表を行いました。放送部が全体司会を担当し、校長の開会挨拶の後、動画作成した「学校案内」をご覧いただき、具体的な学校生活について説明しました。3年次生徒による探究活動における研究発表では先日の「祥雲探究祭」で発表したものをご披露しました。

 校内での施設案内や授業見学では、参加者を少人数のグループに編成し、本校生徒が案内役として校内を誘導しました。講義棟や理数棟、人文棟等、要所で止まりながら明るい表情で分かりやすく説明した生徒の姿がとても印象的でした。

 終了後、大講義棟で、部活動紹介動画を放映したり、会議室で質疑応答コーナーを設けたりと、参加された方々に本校を知っていただく機会となりました。実は、直前に育友会有志の方が、大講義棟の花壇の整備をしてくださいました。当日の1週間前に予定されていた育友会ボランティア整備活動が雨天で中止になったこともあり、本校の職員とともに美しくしてくださいました。

 当日、お越しくださった参加者の皆様、本校生徒、教職員、育友会の方、三田市のシルバー人材センターの皆様など、多くの方々にお世話になり、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
posted by 三田祥雲館 at 04:52 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年11月18日

PBG.68 県事業「学びのイノベーション」で新たな「全校集会」が実現・・・大講義棟と全HR教室がオンラインで1つに・・・ 「創立記念に係る全校集会」実施  by 校長

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 新型コロナ感染症が三たび感染拡大する中、11/13()、本校の「全校集会」が様変わりしました。大講義棟での集会の様子を各HR教室にも同時配信するようにしたのです。4月以降、放送室からの「音声だけの配信集会」、9月には年次集会に校長が出向いての「分散型集会」を実施してきました。上段左の写真のとおり、動画と音声を同時配信するシステムを導入し、兵庫県「学びのイノベーション事業」で整備したWifi装置を経由して、各教室に設置している「短焦点プロジェクター」や「モニター」に配信可能となりました。1年次分の人数に限定されますが、生徒の姿を目にしながら全校生に一斉に話ができるようになり、心から嬉しく思います。

 当日は、2年次が大講義棟で、1年次、3年次は各HR教室で「全校集会」に参加しました。「全校集会」では、私から、1115()の創立記念日に際して、本校の開校前年度に教育委員会の職員として開校準備に関わることができたことについて生徒に話をしました。本校開校の前年度の冬に開催された「現地説明会」で、工事中の本校校舎に中学生や保護者の方々に見学していただいたことや、当時開校準備を担当していた方々からお聞きしていた新設校への思いについて話をするとともに、これまでの卒業生が積み上げてこられた本校の学習環境を次の世代に引き継げるようみんなで協力していこうと伝えました。

 話の最後には、今回の「オンライン全校集会」とからめて、「実現できないだろう」と思っていたことができるようになったこと、例えば、臨時休校中のNetCommonsを中心としたICTのハイブリッド活用、学習教材の動画配信、そして、今回の「オンライン全校集会」など、「生徒のために」という先生方の思いがこのような形に繋がった、つまり「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」が大切であることで締めくくりました。

 今後もこのシステムをさらに改善して双方向で使用できるよう、もうワンステップ改善に挑戦してみたいと思います。

 「全校集会」では校長講話のあと、表彰式を行いました。生徒の取り組んだ成果を全校生に披露する機会も、今回のシステムの稼働で現実のものとなりました。しばらくはこのシステムを活用してこのような形式の集会が続けたいと思います。

posted by 三田祥雲館 at 13:15 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年11月15日

PBG.67 【SSH・探究】第44回全国高等学校総合文化祭 2020こうち総文 自然科学部門「研究奨励賞」受賞 by 校長

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 今秋、高知県で開催された、全国高校総合文化祭 2020こうち総文 において 自然科学部門に出場した、本校科学部生物班が、「研究奨励賞」を受賞しました。今回の全国総文は、新型コロナウイルス感染症対策から  WEB SOUBUN として、参加校が作成した論文やポスターをWEBで紹介されるという形式に変更されました。本校からは、昨年度の県総合文化祭で科学部天文班と生物班の2グループが出場権を獲得し、参加していました。

 生物班のテーマは「プラナリア類の分布調査からわかったナミウズムシの変異」。武庫川をはじめとする地域水系で、プラナリアの在来種、外来種の分布状況を調べるなかで発見したナミウズムシの変異について発表した内容が評価されました。このような評価が得られるのは、部員と顧問の努力の結晶であることがいうまでもありませんが、本校にはこのような研究をコツコツと取り組む土壌があることも受賞の要因と考えます。天文班、生物班の2班にRobotics班を加えた科学部全生徒の普段の努力に改めて敬意を表します。三田市主催の「こうみん未来塾」や「祥雲&こうみんサイエンスカフェ」などでの活躍は、今や多くの市民の方々が知るところとなりました。探究活動を特色としている本校には、科学部のようにコツコツと日々研究に打ち込む環境があります。生物班は今年度の県総合文化祭で優秀賞を獲得し近畿大会への出場が決まっています。

 文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)での成果がここでも表れています。これからの3班の研究活動に期待しています。
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2020年11月07日

PBG.66 人権講演会 〜陸上競技パラアスリート 鈴木 徹さんを迎えて〜 by 校長

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 今年の人権講演会は、本校大講義棟を会場に、陸上競技(走り高跳び)のパラアスリート 鈴木 徹選手をお招きして開催しました。鈴木選手は現在、SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)日興証券に所属され、来年、開催される「東京2020パラリンピック」に出場する予定です。

 1980年生まれ、山梨県出身で、中学、高校時代はハンドボール部に所属し、高校在学中には山梨県代表選手として国体で3位に入賞されました。大学への進学が決まり高校卒業を直前に、交通事故に遭い、右足膝下11センチを残して切断しました。その後、人との出会いやリハビリ等がきっかけで走り高跳びを始められ、わずか3カ月でシドニー2000パラリンピックの大会参加基準である1m73cmをクリアし、日本人初の走り高跳びの選手として出場を果たされました。

 2006年のジャパンパラ競技大会で日本記録を更新する2m00cmを跳び、当時世界で2人しかいない義足での2mジャンパーとなられました。日本人選手団の旗手を務めた北京2008パラリンピックでは5位入賞。ロンドン2012大会、リオ2016大会ではそれぞれ4位に入賞されています。日本初となる義足のプロアスリートとして、自身の経験を活かし、小中学校や大学、企業など、全国各地で積極的に講演活動も行っておられます。

 今日の講演では、ご自身の人生での様々な出来事を通して、偶然とも言える「出会い」が自分を変えるきっかけとなったこと、その出会いを確実にキャッチしていくことの大切さを話されました。また、「生きていくのに必要なスキルをもち磨くこと」「自分の才能を見出すこと」「才能以上に夢中になることが大切」といった内容が印象に残っています。

 長い人生、順風満帆にいかないのが世の常です。突然訪れる思いがけず辛いことをどう乗り越えていくか、誰もが経験する幾多の難をいかに乗り越えていくか、その山を乗り越えて成長していく、それが人であると私は考えます。

 鈴木選手の人生から学んだ今日の講演は、生徒個々の今後の人生の糧になるものと実感しています。本日はありがとうございました。

 今日は、新型コロナウイルス対策で、3年次は会場となった大講義棟で、1、2年次はHR教室でそれぞれ参加しました。今回の講演会から、県事業「学びのイノベーション」と新規購入した音声画像システムの併用により、講演会を別の場所に同時視聴できるようになりました。今後、全校生を対象に「全校集会」「表彰式」「講演会」に活用していきたいと思います。


posted by 三田祥雲館 at 09:07 | 兵庫 | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.65 自然豊かで季節感のある本校の風景から  by 校長

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 最近、「朝もや」が見られ、いい天気の予感がしています。朝夕の気温も1桁が続き底冷えする日が続くようになりました。「昼」の時間も少しずつ短くなり校内の木々もあちらこちらで赤や黄が見られるようになり、これから本格的に冬のシーズンの衣替えが始まります。1020日からは、生徒全員が上着、ネクタイ着用です。校舎内の入校の際には、これまでどおり事務室前受付で体温チェックをしておりますし、消毒用アルコールの入ったボトルも少し模様替えしています。その一方で夕方に点灯する校内の照明は幻想的な雰囲気を演出しています。もちろん下校時の生徒の安全確保が目的です。

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 グラウンドに出ると「朝練」に励んでいる生徒がいます。生徒に声をかけてみると、早起きして登校し、自分の生活のペースを維持して練習しているとのこと。朝練も自分の生活スケジュールの一部として定着している生徒もいます。本校ではグラウンドだけでなく、教室や図書館など広い校舎の中で、自分の時間を見つけ、コツコツ取り組む生徒の姿をよく見かけます。友達と楽しむ時間も、一人を楽しむ時間も、本校では大切にしています。

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 授業の様子を見に校内を回りますが、生徒が落ち着いて取り組んでいる様子が見られます。今月は全校生対象に11月4日()に人権講演会、14()に第2回オープンハイスクールを開催します。年次行事としては,1年次が11月2日に校外学習と今月末に「プレ探究発表会」。2年次は来年1月の修学旅行の準備が本格的に始まりますし、3年次は入試等が本格的に始まっています。全校生とともに、健康第一、感染予防を徹底しながら学校生活を過ごしています。保護者の皆様とともに生徒を見守り指導・支援してまいります。

posted by 三田祥雲館 at 06:00 | 兵庫 | Comment(0) | 校長ブログ

2020年11月06日

PBG.64 修学旅行説明会  by 校長

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(上の写真は昨年度17回生の北海道修学旅行の様子です。)

 10月28()16:00〜 本校で修学旅行説明会を開催し2年次の保護者の方約100名がご参加くださいました。本校の修学旅行は、例年9月に実施していますが、新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ、来年1月7日〜10日に日程変更し、行き先を北海道(トマム・小樽方面)として準備してまいりました。

 本日は、修学旅行の旅程や旅行中の感染症対策等、感染拡大による中止の判断基準やキャンセル料について、本校担当職員、旅行者担当者からそれぞれご説明しました。GOTOトラベル等を活用するとともに、マスク着用、身体的距離の確保、手洗い・手指消毒を徹底します。交通機関やホテルの示す感染症対策方針に基づき、旅行中の対応についてご説明するとともに、事前に保護者の方からいただいたご質問にもお答えさせていただきました。今後、感染状況の推移に注視しながら、生徒にとって心に残る修学旅行となるよう、今後とも準備を進めてまいります。

 10月29()に、各ホームルームから、参加希望調査票及び同意書をお渡ししていますので、期日までに担任までご提出ください。何かご質問があれば担任までお知らせください。
posted by 三田祥雲館 at 22:49 | 兵庫 | Comment(0) | 校長ブログ

2020年10月28日

PBG.63 【SSH・探究】自然科学の誘い「プログラミング」 by 校長

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 この頃、時が過ぎるのが早く感じます。10月23日(金)には昨年より12日早い、「木枯らし1号」が近畿地方に吹きました。秋からいよいよ冬に向かって日中の気温も徐々に低くなる季節となりました。

 10月24日(土)、1年次対象の「自然科学の誘い」の授業で「プログラミング」を学習しました。「自然科学の誘い」は、1年次の選択履修で実施している学校設定科目です。今日は、生徒が実習用のロボットに自分が作成したフローチャートを読み込ませ、走らせる実習をしました。

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 担当の先生の指導に基づき、「小型ロボット」が軽快に走るようフローチャートを生徒各自が考え、出来上がったデータを機械に読み込ませた後、ライントレーサーの上で実走させました。私は育友会主催の進路講演会が終わったあと、授業教室に行ったのですが、写真のとおり「小型ロボット」を走らせてどちらが相手の機械に早くたどり着くか、スピードと精度を競うトーナメント「試合」を行っている最中でした。

 生徒は、自分たちで設定してライントレーサーの上で競争する「小型ロボット」を見ながら、とても楽しんでいる様子でした。そして、この競争で「優勝」した生徒が、先生からインタビューを求められ、フローチャート作成上の工夫について、説明していました。

 プログラミングでは、様々な動きをフローチャートの作成を通して思考することにより論理的思考力を身につけることができ、小学生からこの授業が取り入れられています。生徒の中には、その時の経験を活かしてスピーディーに精度の高い設定に取り組めた人もいたようでした。

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2020年10月26日

PBG.62 育友会進路講演会 by 校長

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 最近、時が過ぎるのが早く感じます。10月23日(金)には昨年より12日早い木枯らし1号が吹いたようで、朝晩の寒さも本格的のようです。

 10月24()午後、育友会主催の進路講演会が開催され、新型コロナ感染症対策を行い、約70名の保護者の方が参加されました。講演会のテーマ「大学入試最新情報と受験生としての心構え」と題して、京都芸術大学の次橋秀樹先生を講師としてお招きしました。次橋先生は大学卒業後、塾・予備校での勤務を経て、京都大学大学院教育学研究科で入試や教育方法を研究され、今年度から京都芸術大学で教鞭を執られています。本校にはこれまでも進路の講演でお越しいただいています。

 今日の講演では、受験生であるわが子に対して、家庭でどのような支援をすればよいかをご教示いただきました。受験生に対しては「日常的な聞き役」「助言」「世界を広げる手伝い」「先回りしすぎない、壁にもなる」「大人がチーム」といったことばが支援のキーワードとなっていました。一緒にしてくれる人、見守ってくれる人、「応援団」になっていることなどが支援される生徒に必要であることをお話ししてくださいました。

 また、学費の件では、私立大学によっては、回生が進むにしたがって学部などによっては授業料が上昇することがあるとのことで、在籍期間全体で必要な総額を知っておくことが大切であることも、アドバイスいただきました。講演後も参加者から個別のご質問に丁寧にお答えいただくなど、とても有意義な講演会でした。特に会の締めくくりで「何を学んだか」よりも「どう学んだか」「どう学び方を身につけたか」が大切であると述べられたことが印象的でした。そのことは、この立場になって実感できることであり、本校の教育が目指すところそのものです。

 今後、本校でもこのような講演会を実施してまいります。大学の状況も毎年、変化していますので、保護者の皆様には最新の情報を入手していただき、ご家庭においても現状に即した支援をお願いします。

 育友会役員の皆様、企画、準備、そして当日の運営に至るまで、ご尽力くださりありがとうございました。

posted by 三田祥雲館 at 20:41 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年10月24日

PBG.61 職員研修及び県科学部会丹有支部研修会開催 by 校長

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 10月考査を1013日〜16日の4日間行いました。その間、県事業「学びのイノベーション事業」で導入されたタブレットを活用した授業実施に向けて、グループウェアの効果的な活用について考える研修会を実施し、GoogleClassroomMicrosoftTeamsの両方を試用しました。例えば、教材の共用だけでなく、生徒の論文等、デジタルでの学習成果を外付けメモリーを使わずに、学校でも家庭でもいつでも身近なツールで作成、修正等ができるようになります。近い将来、本校でタブレットやノートPCなどを使ったBYOD方式での授業ができればと考えています。

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 10月15日には、本校で県科学部会丹有支部研修会が行われました。丹波市、丹波篠山市、そして三田市の県立高校、私立高校の化学、物理の先生が参加されていました。研修会では、本校からは、「デジタルネイティブ世代への教育環境の在り方」と題して、本校でのICT活用の現状及び県事業「学びのイノベーション」を活用について発表しました。次に柏原高校から、理科部の指導について発表されました。同校で長年にわたり多くの生徒に化学の楽しさを教えられ、全国規模の大会へ毎年のように出場されているその指導方法について、報告されました。最後に篠山鳳鳴高校から、GoogleClassroomを活用した物理の授業について発表がありました。どの発表もこれからの理科教育あるいはICT活用に一石を投じた素晴らしい内容だったと感じ、専門でない私自身がとても新鮮な気持ちで研究会に参加できました。

 このような研修会を本校で実施できる機会を提供していただきました、科学部会丹有支部の先生方にこの紙面をもってお礼申し上げます。先生方、お疲れさまでした。

posted by 三田祥雲館 at 17:50 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年10月21日

PBG.60 育友会活動   by 校長


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 ここ数日、朝夕の寒さが身に染みるようになりました。日中の寒暖差が激しく体調管理に十分気を付けなければならない季節となりました。 

 本校の大講義棟前の花壇には、9月のオープンハイスクール前、育友会主催の「美化活動」で植えてくださった花が、こんなに成長して美しく咲いています。「11月のオープンハイスクールまで咲き続けてくれたらなあ」という声も聞こえてきます。

 今年度、年間2回となりました育友会「美化活動」の1回目には、保護者の方や本校生など多くの方々が参加してくださいました。おかげさまで9月5日のオープンハイスクールでは、900名を超える中学3年生徒やその保護者の皆様を気持ちよくお迎えすることができ、育友会の皆様の働きかけと熱心な取り組みの賜物と心から感謝しています。第2回のオープンハイスクールに向けて、11月7日土曜日には第2回の「美化活動」が予定されています。ご多忙のこととは存じますがご参加いただければ幸いです。

 本校の育友会活動は、月1回の役員会、運営委員会をはじめ、校内美化活動や通学自転車安全点検、1024日には本校で進路講演会、29日には講習会、11月には三田市内の4高校の交流会、12月にはPTCA講演会がそれぞれ行われる予定とお聞きしております。このような機会を通して育友会の皆様相互の交流が促進されればと願うところです。今後とも、本校の応援団としてお力添えをいただきたいと思います。

posted by 三田祥雲館 at 01:47 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年10月07日

PBG.59 【SSH・探究】祥雲SSHシンポジウム&オンライン全市版こうみん未来塾「祥雲@生き物スペシャル」 by 校長

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 9月27日()午後、三田市と本校とのコラボ事業「こうみん未来塾」&「祥雲SSHシンポジウム」を本校大講義棟で開催しました。「生物多様性と外来生物」をテーマに、本校の「自然科学への誘い」履修者、科学部生徒、参加希望者をはじめ、県立有馬高等学校「人と自然科」の生徒、市内で生物多様性の保全に取り組んでおられる市民活動団体「ごもくやさん」が会場参加してくださいました。また、新型コロナ感染症の感染拡大に配慮して、今年度はWeb会議ツール「Cisco Webex」を使い、同時双方向により講師の方、小学生など市民の皆様にもご参加いただきました。開催にあたっては、新しい検温システムを導入するとともに、3密の解消、身体的距離をとるなど、感染症対策を行いました。

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 今回は3部制とし、第1部では、本校科学部生物班、有馬高校、ごもくやさん、の3団体がそれぞれ研究発表を行いました。本校生物部は、長く取り組んでいる「プラナリアの外来種」の近隣河川での生息について、有馬高校は放置竹林問題の解決に向けての取り組み、そして、ごもくやさんは、ウッディタウンに生息している動物の様子を写真で紹介してくださいました。

 第2部では、国立環境研究所の五箇公一先生が遠隔同時双方向で出演してくださり、「生物多様性と新型コロナ〜求められる自然共生社会」をテーマに講演してくださいました。

 そして、1部の研究発表、2部の講演を受けて、第3部ではパネルディスカッションを行いました。会場から、あるいはチャットでたくさんの質問に、発表者、五箇先生がそれぞれ丁寧にお答えくださり、多くの人数にもかかわらず、アットホームな雰囲気の会になったように思いました。

 地球温暖化が進み、自然環境や私たちの生活を取り巻く課題は多岐にわたりますが、一人では課題解決ができないこと、人とのつながりが解決の糸口になることを改めて認識することができました。参加者がともに喫緊の課題を共有し、ともに考えて行動する機運を高める貴重な機会となりました。今回、ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。

posted by 三田祥雲館 at 09:16 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年10月06日

PBG.58 「ひょうご 高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」参加 by 校長

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 10月3日(土)兵庫県主催、神戸新聞社後援の「ひょうご 高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」が兵庫県立工業技術センターで始まり、本校生徒2年次が参加しました。世界規模で進む地球温暖化の問題を、研究機関や企業からの講義等をもとに高校生同士で議論を深め、年度内の4回のプロジェクトを経てその解決策を提案することを目的に、本県で初めて実施されました。

 会場にはSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校など、県下の公立・私立の高校生1、2年生37名が参加しています。

 第1回午前中の「アイスブレーク」では、まず、参加校の代表による「学校紹介」のあと、参加者一人一人が「自己紹介」をしました。「自己紹介」では、バイオリンが得意で国内大会で優勝したことがある人、但馬から片道3時間かけ参加している人、ダンスの得意な人、生徒会役員、数学が苦手な文系の人、クイズ研究会を兼部しているサッカー部員、アントレプレナーを学んでいる人、ゆずの大ファン、けん玉が特技な人、などがカミングアウトされ、このプロジェクトへの思いを含めて発言していました。環境への関心が高いだけでなく多才なメンバーが集まったようで、今後どのような議論が展開されるかとても楽しみです。参加した本校生徒は、1年次のSS探究TでEDGsに関心をもち、2年次のSS探究IIでの研究と関連して取り組んでいます。本県の知事部局のプロジェクトということで「学習」の域を超えて、提言が社会貢献に直結するかもしれません。

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 「アイスブレーク」のあとは、国立環境研究所地球環境研究センターの 江守正多 副センター長がオンラインで講演されました。講演の最後に「脱炭素化を達成するためには、人々の世界観を変えるほど社会を大転換しなければならない」と述べられたことが印象的でした。講演直後のグループディスカッションでは、今後どのような研究を進めていけばよいか、高校生相互でディスカッションが行われ、江守氏もオンラインで各グループに助言しておられました。

 午後には、このプロジェクトのスタッフである、地球環境戦略研究機関(IGES)関西研究センターの前田副所長から「パリ協定」の内容が紹介され、世界全体での協調の困難さの指摘とともに、石油やガスの使用をやめるための仕組みも必要と訴えられました。

 学校を超えたこの「高校生参画プロジェクト」は来年1月まで全部で4回行われます。参加した生徒が他の高校生と協働してどのように探究を進めていくのか、見守っていきたいと思います。


posted by 三田祥雲館 at 22:24 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.57 第2回オープンハイスクール申込 by 校長

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 11月14日(土)に実施する第2回オープンハイスクールの申し込みを終了しました。第1回に続き今回も予想を上回る多くの中学生、保護者の方にお申し込みをいただきました。三田市内、第2学区はもちろん、本校周辺の学区からもお申し込みがあり、関心の高さと説明の重責を改めて実感しております。お申し込みをいただきありがとうございます。

 今回は、中学1年生から3年生までを対象とし、早い段階から本校を知っていただくことも目的の一つとしております。当日は、学校紹介とともに授業の様子をご覧いただきたいと考えております。

 新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの状況をみながら実施することとしておりますので、今後、本校から発信しますWebサイトやメール等での情報にご留意ください。

 当日、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

posted by 三田祥雲館 at 22:13 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

PBG.56 第19回体育大会、水泳部近畿大会壮行会 by 校長

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 10月1日()、本校の後期初日に第19回体育大会を開催しました。天候にも恵まれ新型コロナウイルス感染症の感染対策、あるいは熱中症対策に取り組み、種目や競技・応援方法を改善したり、保護者の方の観戦を3年次に限定するなどしました。今年度に入って、今日初めて全校生徒が一同に会することができました。開会式で全クラスがそろって整列したその生徒の様子に思わず気持ちがこみあげてきました。

 開会式では、国旗・県旗・校旗掲揚、校長挨拶のあと、3年次生徒代表による選手宣誓がありました。本来ならば前日の予行で練習すべきところ、今年度はぶっつけ本番。しかしながら生徒の宣誓はもちろん旗手も迅速に対応し、適度な緊張感のある雰囲気でした。今年度はテントを大幅に増やすとともに椅子を運び出し、応援中、生徒間の距離をとるようにしました。また、応援中はクラスオリジナルの応援用タオルを製作し、声量を調節していました。

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 午前は、全校体操(祥雲体操)、綱引き(予選、準決勝)、4×200mリレー、4×100mリレー、玉入れ、棒引きなどが行われ、午後には、部活動行進・対抗リレー、スウェーデンリレー、綱引き(決勝)、最後に長縄跳びをしました。今年度は、1年次の「集団行動」を新たに加えました。体育の授業でクラスの団結力が最もうまく表現できた1クラスを披露しました。

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 総合成績で2年次1組が、応援旗では2年次6組が、それぞれ優勝しました。大会中、生徒の競技や応援の様子を見ながら、今日に至るまでのことを思い出していました。4月以降、2か月余りの臨時休校に加え、祥雲祭が分散開催になったり、部活動では県大会や近畿・全国大会が中止になり、一部ではオンライン開催や代替大会で対応される中、体育大会においても、新型コロナ対策に最善を尽くし、何とか実施できるよう準備をすすめてきました。「生徒のために何とか実施したい」という教職員の努力と生徒の思いがマッチングして、開催できたこの体育大会は本校の教育活動にとって大きな意味をもったと言えます。どのような状況になっても互いに助け合いながら乗り越える気力を養い、決してあきらめず、前を向いて努力することを大切にしてほしいと思います。

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 閉会式終了後には近畿大会に出場する1年次水泳部の壮行会を実施しました。先日、近畿大会に出場した陸上部に続いての出場で、1、2年次の部活動においても期待したいと思います。

 また、祥雲祭分散開催の一環で、生徒会館や体育館へ通じる階段に生徒の力作であるモザイクアートを展示しました。

 後期初日に実施したこの体育大会を契機に、全校生にとって後半の学校生活がより充実したものとなるよう心から祈ります。

posted by 三田祥雲館 at 22:08 | 兵庫 ☀ | Comment(0) | 校長ブログ

2020年09月24日

PBG.55 兵庫県「学びのイノベーション」事業の効果 by 校長

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 本校の「茶道」講師の方から、左上のとおりプレゼントをいただきました。秋らしく穏やかな気持ちになります。9月17日の「祥雲探究祭」で展示した華道部員の生花とあわせて、校長室に飾っています。日本古来の文化の薫りが漂っています。生徒、講師の方の日頃からの心遣いに感謝です。ありがとうございます。

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 さて、ビデオカメラ等で撮影した画像音声データを、大講義棟からHR教室等へ一斉配信できるようになりました。9月18日、大講義棟で、佛教大学副学長、同教育学部教授の 原 清治 先生をお迎えして、2年次生徒・保護者対象の講演会を開催しましたが、その模様を校長室へ同時配信してモニターから見ることができるようになりました。

 今後、兵庫県の「学びのイノベーション」事業により校内にネットワークが整備されましたので、既存のネットワークとリンクして効果的に活用できればと思います。

posted by 三田祥雲館 at 18:49 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | 校長ブログ